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JIROの独断的日記
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2003年07月29日(火) 「星の数は地球上の砂粒の10倍 豪天文学者ら」 億、兆、京、さてその次は・・・

◆記事:
現代の技術で観測可能な星を全部合わせると10の22乗を7倍した数に上り、地球上の砂粒を集めた数の約10倍に当たる――。まさに「天文学的」な統計結果を、このほどオーストラリア国立大学のチームが発表した。

 同大学の天文学者、サイモン・ドライバー博士らは、オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州のアングロ・オーストラリア天文台と、大西洋のカナリア諸島の天体望遠鏡を使って夜空を観測。シドニーで開かれた国際天文学連合(IAU)の総会で成果を報告した。

 結果は、7の後に0が22個続く「700垓(がい)」という数だった。世界中の海岸や砂漠の砂を集めても70垓粒ほどだというから、気の遠くなる数字だ。

 ただしドライバー博士によると、これはあくまで現時点で観測できる範囲での話。全宇宙の星の数はまさに「無限大」だと、同博士は言う。

◆宇宙の話はいつも壮大だ。

 壮大だけれども、700垓(がい)といわれても、ピンと来ない。あまりに大きい数というのは私たちの(少なくとも私の)想像できる範囲をこえているからである。だから、宇宙全体に散らばる星の数が地球の砂粒の数(こんな数は、どうして分かるのだろうか?)の10倍だ、といわれると、なんとなく、気の遠くなるような数だな、ということがわかったような気になる。

 しかし、垓という数詞があることは久しぶりに思い出した。子どもの頃面白がって覚えたが、忘れてしまったので、改めて調べたら、次のようになっていた。そうしたら、垓なんて、まだまだ、小さい数だった。

億、兆、京(けい)、そして10の20乗が「垓」である。その後10の4乗ずつ上がって、杼(じょ)、穣(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)その次から、明らかに仏教じみてくる、恒河沙(ごうがしゃ、10の52乗)、阿僧祇(あそうぎ、10の56乗)、那由他(なゆた、10の60乗)、いよいよ、ラストに近づいてきた。不可思議(ふかしぎ、10の64乗)、無量(むりょう、10の68乗)、大数(10の72乗)

 今のように、天文学が発達していないときに、よくもまあ、10の72乗なんて数にまで、名前を付けたものだ。中国人の構想力というか、想像力というのはすごいね。白髪三千丈とかすぐに言ってしまう人々だからね。

たまには、宇宙の話を読むといいですよ。人間同士の事なんか、腹を抱えて笑い出したいほど、小さいことなのだ、ということが分かります。


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