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JIROの独断的日記
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2002年12月13日(金) 中高年男性の自殺が急増「防止マニュアル」作成へ  待っていられないのでうつ病の症状をここに記す。

多くの人は気に留めなかっただろうが、こんな新聞記事があった。

 「景気低迷などを背景に中高年男性の自殺が急増しているのを受け、厚生労働省は来年度、自殺前の兆候や防止策を具体的に盛り込んだ「自殺防止マニュアル」(仮称)を作成する方針を決めた。厚労相の私的諮問機関「自殺防止対策有識者懇談会」が来週にも同相に報告する提言の内容に沿って作成され、全国の自治体や医師会、経済団体などに配布される予定だ。

 提言は、家族など周囲の人が自殺を考えている人のサインに早く気付き、医師やカウンセラーなどに相談するといった対応が必要と指摘。「疲れやすい」「飲酒量が増える」「胃の不快感」などを具体的なサインとしてあげている。」

 方針としては結構なのだが、どうして「来年度」なのか?すぐに始めればよいではないか。大体年始年末は自殺者が増えるのだから、もっと以前から作り始めて、今年の年末に間に合わせて欲しかった。

 文句ばかりをいっても建設的ではないので、わたしが、ここでうつ病の主な症状を書いておこう。自分や家族に思い当たるふしがあったら、迷わず、メンタルクリニックへ行くことをすすめる。

うつ病の症状:
【感情面】
1.憂鬱感がほぼ毎日、つづく。朝が最もつらく、夕方から夜になると少し気分が楽になることが多い(これを「日内変動(にちないへんどう)」という)。

2.今まで好きだったことにも興味をもてなくなる。

3.本・新聞が読めなくなる。テレビを見る気がしなくなる。いままで面白いと思っていた番組を見ても面白いと感じない。

4.仕事や家事への意欲が低下する。何をするのも億劫になる。

5.物事の決断がなかなかできなくなる。

6.自分に自信が無くなる。悪い想像ばかりをするようになる。将来は絶望的にしか考えられない。

7.些細な事が不安になる。

8.自分が価値の無い人間だとおもい、ちょっとした、失敗などをやたら気にする。自分を責める。

【身体面】
1.眠れない。または、途中で何度も目が醒める。朝、いままでよりも早く目が醒めて、一旦醒めると眠れない。

2.食欲がおちる。またはまれに、やたらと食べるようになる。

3.体がだるくて、疲れやすい。

4.頭痛、頭重感、めまい、息切れ、動悸、息が苦しい。肩こりがひどい。微熱が続く。


これらの身体的症状は、勿論、うつ病だけに特有の症状では無いけれども、体の病気だと思っていたらうつ病だったという事ががしばしばあるのだ。

今までに何度も書いたが、うつ病は「性格が弱い」「根性が無い」「怠けている」のではない。脳内神経伝達物質の分泌が不足して起きる、脳の病気であり、体の病気である。

どのような病気でも、早く見つけて治療した方が、早く治る。うつ病も必ず、治る。


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