再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 記憶が…

昼間、稽古に行こうと家を出る。
余裕を持って。
で、視界の左にある筈の自転車がないことに気がつく。

こんな時、いうなれば「あ、やべ」である。
でもそれはなんの「あ、やべ」なのかと言うと、駅まで自転車でいかないと、時間がぎりぎりになってしまう、という意味で。
裏の意味で言うと、
自転車を駅の駐輪場においたまま、疲れてバスで帰ったか、友人が来て、タクシー便乗だった。
のを忘れていた。という意味あい。

で、バス停に急いで、バスを待っている間に昨日一昨日の自分の行動についてシミュレーションをしてみる。いわば、「その時自転車はどこにあったか」である。
我が家の場合、京王線とJR線の間にあるので、京王線の駅、JRの駅、宅、と頭の中で自転車と、私の体を動かしていく。
大概の場合、それでことは収まり。
あ、だからぎりぎりの時間にしなくてよかった!と
思ったり、ぎりぎりになってかなり慌てるということになる。
だが、今回はどうもおかしい、A点からB点に向かいB点からA点に戻る。(これが普通)
A点からB点に向かい、私の体はC点から帰ってきてA点に戻ったから、自転車はB点にある。(これは普通にややこしい場合)
A点からB点に向かい、B点から体はA点にもどったが、自転車を忘れてきた、とすると、自転車はやはりB点にある。(書いていてよくわからなくなってくる…)
A点から稽古場に自動車で向かい、その日呑んだので、飲酒運転はご法度だから、実家(D点)に車をおかせてもらい、A点(宅)に戻るのに普段の流れでB点には自転車はないのに、駐輪場までいってみて、「あ、そだ」と思い、バスで帰って次の朝、A点(宅)から稽古場が違うからとC点(別の駅)に自転車で向かい、その日は、実家(D点)によって車をとってA点(宅)に戻ってきたわけで、次の朝、A点からB点に向かおうとするとA点に自転車がない…(なんてやっていると複雑なもんなんです)
とはいえ必ず、うすらぼやけた記憶であったとしても、そのシミュレーションは必ず合致点があるわけだが、今回はどうしても合わない。

「え、ぱくられた?」

と思いつつ、自宅だし、家の前だし、目に見える範囲に3台の自転車(2台は施錠してあった)があったわけだし、道沿いより少し奥まってるし、、、
と思い、ま、駅の駐輪場を見るかぁ、と半信半疑のまま。。。

そういうときに限って、バスはなかなかこない。

「あ、やべ」昼間に自転車の確認できず…
帰りに見るか、と、だんだんぎりぎりになってるので、電車に…

そういうときに限って、電車が遅れている。

「あ、やべ」なんか、遅刻になるじゃないか、
と思うと、どうも「俺のせいじゃない」気がしてきて、イライラしてくるので、
また合致点のない、シミュレーションをすることになる。

で、夜。
シャッターの下りた駐輪場にいってみると、
「あ」
やはりそこに、わたしの愛車は存在していなかった…

記憶は正しかった。
だが…
A点(宅)からどこぞの誰かの手によって、どの地点に乗り去られてしまったのか…
誰かこの地点を教えてください。
大変こまります。

2008年04月06日(日)
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