再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 時間つぶし…

場所は新宿、喫茶ローレルの前。
待ち合わせまで少し時間があったので、なにしようかな、なんて考えていると、
「すいません、今、若い方にアンケートを行っているんですよ。ご協力いただけませんか?」
と、二人組みの女の人に声をかけられた。
どんなアレかは想像がついたが、少しの時間付き合ってみた。

あっ、いっときますが、この話にオチはないです。あしからず。

話を聞くと、どうやら、なんとかというサークルで、若い人達がどんなことに興味を持っているかを調査しているのだそうだ。
ひとりは20代半ばの最近東京に出てきたばかりの子(女1)で、もう一人は30代に手が届いたかもしれない方(女2)。
二人はアンケート用紙のようなものを手にして、そこにある項目についてたずねてきた。
女1「いま、あなたは自分の生活に満足していますか?」
僕 「満足してますよ」
女2「パーセンテージで言うと何パーセントくらいですか?」
僕 「80パーセントくらいですかね?」
女1「へぇー、すごいですねぇ。あとの20パーセントは何ですか」
僕 「そうですね、自分の向上心のなさですかね?」
などと、普通に会話は進むのだが、
女2「そのブラウスかわいいですね」
僕 「そうですか?」
女1「それ、ストラップですか?かわいいですね」
と、急にご機嫌とりをしはじめたりする。
そして何より不思議だったのが、女2が、ちらりちらりと女1を伺っているのだ。
何だろう?と思っていたのだが、女1が急に、
女1「占いに興味はありますか」

来た。これだ。

僕 「全くありません」
女1「…そうですか」
僕 「そうそう、この近くの献血所で、手相占いやってくれるんですよ、ドーナツ食べられるし、ビデオやらなにやら、楽しいんですよー」
女1「そうなんですか…」
僕 「1回行ってみるといいですよ」
女1「はぁ」
僕 「で、他には何か?」
女1「いえ、お仕事がんばってくださいね」

田舎から出てきたと言っていた女1さん。他に出来ることありますよ。そして女1を監督しているであろう女2さん。
ぼくは細木何がしさんではないですが、

やめなさい。

東京という町は本当に、人を狂わせて行くのね。
そして裏と表があるのね。
かあさん。こわいよー。




2004年12月18日(土)
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