再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 役者紹介其の二。。。雑賀くんのこと

創めたからにはし続けねばならんのか…
等など思いつつ。R−viveの雑賀克郎くんのこと。

彼は、そして彼も、やっぱりOsakeが大好きだ。

…というより、そんなレベル、いや、次元ではない。
彼にとって、お酒はガソリンであり、血であり、女であり、家族なのだ。
それなしの生活など、サッカーの才能のなかったロナウドや、ロナウジーニョとでもいったところか。きっても切り離せず、そして断ち切らせようとしても、決してそれをよしとはできないのだ。

数々の伝説を持つ彼だが(ってR−vive関係者、お酒で伝説を持つ奴が多いななんか…)、普段はちょっと人見知りのあまり多くを口にしない寡黙ともとれる男だ。舞台上の彼はよく喋り(何かのせいでロレツが回らない時はままあるとして)、独特の雰囲気で場をくるわせる笑いとは切っては切り離せない男なので、ちょっと意外に思われる方もいるかもしれない。


そんな彼は関西出身。
そして大家族の末っ子。
もう、三十路前なんだけどね。

で、彼のかわいい伝説の一つを紹介しておこう。
彼の名誉の為、名前は伏せようかと思ったが、題名にも載せてしまったので、それはそれで、飲んだときにでも謝ることにしよう。

それは去年の十二月の芝居の稽古中。
その日、彼は前日前々日と「お笑いライブ」に出演の為、二日のNG明け。
なんだかんだで差し迫ってきている時期でもあったので、僕らは口を揃えて
「打ち上げで飲みすぎるなよ!」
と、注意を与えていた。

しかし、その日、まず、「遅れます」という電話の声。←もうここから既におかしかった。どうやらカバンや財布や諸々、持っていた筈のものを全て「記憶の彼方」とともに、どこかに置き忘れてきたらしかった。←台本もね、勿論。

そんな彼がやや遅れて稽古場に到着。
もう、あきらかに目がおかしい。が、自分は極めて大丈夫を装っている。

そりゃあ、僕らだって人間ですもの、「二日酔い」で稽古に行ったりしたこともあります。が、彼はまだその時酔っ払っていたのです。焼酎の臭いを漂わせ、妙にテンションが高い。そしてそのときの彼の役は「ヘブン山田さん」というサンタクロースの役。もうその日の彼はいや、サンタクロースはその後本番を迎えてもなかったくらいの(良いのか?)出来栄えで、でも私には「いい加減にしろよ」と怒られ、遂には他の役者から、「風呂入って来い!」とおんだされたのでした。
後にも先にも、そんな状態で稽古に来る奴は彼だけ。(って居て欲しくないもんだが…)

こんな話ならつきることがない。
だって、やめないし。「のみすぎるな」って言っても飲むし。←三十路だよもうすぐ。
だから僕らはそれをよしとしている。怪我をしない限りは……

酔っ払う→更に飲む→酩酊する→普段無口な分、喋り捲る→普段人見知りな分だけ人にからみたがる(怖い意味じゃなくて)→記憶を喪失する→中略(せざるをえず=ここで色々ある)→起きるとどっかしら怪我をしている→二日酔い→だから、いろんなことを含めて酔っ払う→更に飲む

こんな永遠のルーティーンを繰り返し、ただ、ほんと体だけは。
まだ飲みすぎで体に変調をきたすっていうならわかるけど…。
もう本番も近いしね!

そんな彼が明後日、コントライブに出ます。

頑張って欲しい。

が、

「頼むから、飲むなとは言わないから、打ち上げいかないでくれー」

と言いたくなるのです。どうしても。
そんな酔って陽気な彼に会いたい方、初日に来て、初日打ち上げに一緒どーぞ!←R−viveならいいんかい!

また今回、サンタに匹敵する良い役で、人間味あふれてます。
こうご期待!



2003年11月26日(水)
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