スカーレットの心のつぶやき
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昨日、姉と二人で城川町の「かまぼこ板の絵展」を見に行って来た。
今年は母が出展しているのだ。
最初で最後の作品となったが
今年の春、癌センターから退院して
母の家の庭いっぱいに咲いている
赤いチューリップを描いた。
母はきっとしんどかったと思う。
かまぼこ板に色鉛筆で塗るのは大変だ。
私も少し縫ってみたが
アクリル絵の具で描いた方が大分楽だった。
それでも、母は一生懸命に描いた。
題名は「春が来た、私の心に春が来た」とつけた。
母にとって春が来たと本当に思えたのだろうか・・・
自分自身の病気が治ることはないと
分かっていたはずだが
それでも、春が来たという気持ちになったのかもしれない。
母の作品の一番上には
娘のアルパカが置かれていた。
そして、私の60枚の作品が
母を取り囲み
母のチューリップの下に
私のチューリップと母への思いを描いた
お守りの絵が並んでいた。
父と母の写真を持って行って
展示されている母の作品を見せてあげた。
私の胸には母の遺骨が入ったペンダントを下げていた。
母と一緒にかまぼこ板の絵展に来れたのだ。
涙が出てきた。
姉も同じ思いだったに違いない。
帰りに、母と一緒に写していた
大きな銀杏の木の下で写真を撮った。
そして、やはり、母と来た時に
いつもお昼ご飯を食べていた
道の駅によりお昼を食べた。
母の祭壇にお供えするお土産を買い
姉と母の思い出を語りながら帰った。
お天気も良く、山々は赤や黄色に色づき
きっと母が居たら
「わ〜!!綺麗」と歓声を上げていたに違いない。
来年の作品はまだひとつも描いていない。
もう描けないと思っていたが
母の描いたチューリップが
来春も咲いたら
今度は私がの思いをつなげるためにも描いてみようかなと
そんなことを考えている。
スカーレット
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