スカーレットの心のつぶやき
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2008年09月20日(土) 文通

人の縁とは不思議なものだ。

先月、ヒッチハイクをしている若者を車に乗せ、

双海まで連れて行ってあげたのが縁で

その若者と文通が始まった。

文通なんて何年ぶりだろう。

郵便受けを覗いて、手紙を見つけたときの嬉しさは、

若いときも今も同じだ。

心うきうき、封を切る手ももどかしくハサミを入れる。

中学生だった私は同い年の男の子と文通を始めた。

医者になることを夢見ていた彼は、

その思いを便箋いっぱいに書いて届けてくれた。

また、森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」や

三島由紀夫の「潮騒」など、

私がまだ読んだことのない本を教えてくれた。

ちょっとだけ大人になった気がした。

彼との文通はお互いが大学生になるまで続いた。

私にとって淡い初恋として今も懐かしい。

あれから40年、相手は娘と同じ年の大学生。

親子ほど年の差がある。

でも、若者から届く手紙は、

昔と同じように私の心を温かくしてくれる。

ヒッチハイクのお礼の言葉で始まった文通はすでに三通。

将来の夢や家族の話、日本の未来など話題は広がる。

大学の寮で私への手紙を書いてくれていると思うと、

つい自分の年を忘れそうになる。

手紙ってやっぱりいい。



スカーレット