スカーレットの心のつぶやき
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2006年03月04日(土) 母との時間

人はいつかは死ぬ、

私の一番大切な人も死んでしまう。

私にとって一番の理解者であり、

私にとってかけがえのない母も私の側から居なくなる。

頭ではそう理解しているつもりでも、

実際に私の側から母が居なくなるということが信じられない。

母は私を全身全霊で愛してくれた。

どんな私になろうとも守ってくれた。

母は私の全てであり私もまた母の全てだった。

母は命に代えても私を守ろうとしてくれた。

そんな母を私はどのくらい悲しませてきたのだろう。

数え切れないくらいの親不孝をしてきた。

言えないくらい苦労をかけてきた。

今私が母にしていることなど

母が私にしてくれたことの何億分の一にも足らない気がする。

昨日、母を病院へ連れて行き、

帰りに二人で高島屋へ寄って買い物をしたとき、

母の歩く速さや

母がサイフからお金を出す様子や、

車の乗り降りの様子を見ていて、

本当に母は老いたと感じた。

母の昔の強さが嘘のようだった。

母とこうして買い物をすることが出来る時間は

後どのくらい残されているのだろう。

今の私に出来ることは何なのだろう。

母とお昼を食べた。

私よりも先に食べ始めた母だったが

私よりも遅く食べ終えた。

何ごとも時間がかかるようになった。

昔、娘が小さい頃食事をさせていた頃のように

待つことが多くなった。

母の歩数に合わせ、

母の食べる速度に合わせることが

私にはとても難しくなってきている。

母を待つことをしなければ・・

そして母と一緒に過ごす時間を大切にしなくては・・・

私の人生の中で大きな部分を占めている母との時間、

私にとって宝物になるであろう母との思い出。

それは皆、私が今まで生きてきた証だし、

私にとってとても大切なものなのだから。


スカーレット