スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
昨夜TVで「記憶」についての番組を見ていた。
そしてこんなことを思い出した私である、
昔、昔、大昔、私が青春していた頃、
人生最大の失恋をした。
今思っても本当に大きな出来事だった。
それまで生きてきた私の人生の中で
初めての大きな挫折だった。
人を愛することがこんなにも切ないものか・・・
毎日彼のことを思って暮らす毎日。
物も喉へ通らず、考えることはただ彼のことだけ。
そんな私に親友は言った。
「どうしてそんなに悲しいのかというと、
それは愛した男のことが今も忘れられないのではなく
二人で共有した楽しい時間が忘れられないから」だと。
その時は「否、違う、私は今も彼を愛している、
彼が恋しい」のだと思った。
でも、昨夜のTVを見ていて、
なるほど!と妙に納得したのである。
昔から「失恋の痛手を治すのは新しい恋をすることだ」といわれている。
これは本当なのだそうだ。
人が失恋して嘆き悲しむのは
やはり楽しかった時間を過ごした時の感情を
失うことが辛いからだそうだ。
だから、新しい恋をして、
その失った恋をしていたときと同じ気持ちになったとき、
以前の記憶が消えるのだという。
親友の言った言葉の通りだった。
記憶って本当に神秘的だと思う。
脳の構造もまだ完全には判明されていない。
アメリカでは記憶力を増す薬の開発が進んでいるという。
こんな薬ができたら、
記憶力が増大し、
絶対に忘れるということがなくなるのかもしれない。
思い出は忘れようとする記憶の中で
これだけは覚えていたいと願うものだけで良い。
辛い記憶や悲しい思い出は思い出す必要なんてないように思う。
そう、思い出はその人の人生そのもの。
楽しかった思い出だけをずっと持っていれば良いのだ。
私も彼と過ごした素晴らしい時間を
今も胸の中で温めている。
思い出は私の一生の宝物なのだから。
スカーレット
|