スカーレットの心のつぶやき
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昨日「ギャラリーしろかわ」から本が届いた。
今年の大賞作品をはじめ、
赤丸の付いた作品まで写真と名前が載っている。
改めて私の作品を見ていると、
なんだか気恥ずかしい気持ちになった。
私の今年のかまぼこ板の絵は、
題名を「楽しい我が家」というものだった。
巣箱の前で笑っている父親、母親、兄弟3羽の家族の絵である。
この絵を描きながら、家族って良いなあと思った。
こんな小鳥の家族のように笑顔いっぱいの家族、
お互いに相手を思いやり、
慈しみあうことができる家族。
理想の家族像だと思う。
現実はこうはいかない。
毎日の暮らしの中で
お互いに相手を思いやる心よりも
自分自身の心を一番に考える時もある。
分かっていても喧嘩することもある。
だから、この絵のようにいつも笑顔で居られることって
本当にステキだと思う。
私がこの絵を描いて出したとことについて、
何でも心を許せる親友は一言、
「これは願望だね」と言った。
反論できなかった。
そう、これは私の願いなのだ。
私の育った家庭はお互いが何でも言い合い、
時には喧嘩やぶつかり合いをしていた。
母はこれで良いと言っていた。
でも、子供の頃はTVに出てくるような
理想の父親や母親を羨ましいと思ったこともある。
今では父や母が高齢になり、
それでも、2人がなんだかんだ言いながらも
お互いに支えあって暮らしている姿を見ると、
「あ〜私の育った家庭は幸せだったんだな・・」と思う。
昨日は父の病気で母が一人で夕食を食べていた。
なんとも淋しげだった。
いつもは2人が大きな声で話しをしているのに
家の中はひっそりとしていた。
いつかはこういう時が来るのだろう。
どちらが早く逝き、
どちらが残るのかは分からないけれど、
一人になったらきっと昨日の夜のような感じになるのだろう。
楽しい我が家が淋しい我が家になるのだと思う。
今の私の3人の家族もいつかは娘が飛び立って
私たち夫婦2人の生活になるのだ。
今、少しでもこの絵のような理想に近い、
楽しい我が家でありたいと心から思う。
スカーレット
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