スカーレットの心のつぶやき
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昔、私が子どもの頃、
明日が遠足だという前の日は、
何か胸がわくわくして落ち着かず、
いつもそのことを考えてはにんまりしていたのを思い出す。
前日の夜は特に眠ろうと思っても
なかなか眠れなかったのだ。
何でもそうだと思うけれど、
何かひとつでも良いことや楽しいことを計画したとき、
その日が来るまでの数日間は本当に楽しいものだ。
その日のことを思うだけで、
胸がわくわくする。
カレンダーに赤いマジックで印を入れて、
その赤い○で囲まれた数字を見るたびに
心の中で指を折って数える。
一日24時間という時間は、
どんなに世の中が変わっても決して変化するものではない。
でも、この待っている間はとても長く感じる。
その長さがいやなのではない。
寧ろその長さが長いほど、
楽しむ心や期待に胸を大きくする気持ちが長くなる。
だから、私はこの待っている時間が好きだ。
もっともっと長く続けば良いと思う。
長ければ長いほど、
その日のことを思う気持ちも大きくなってくる。
私は会いたいと思っている人や、
やりたいと思っていることを待つのがとても好きだ。
子供の頃の遠足を待つ気持ち、
若い頃、後何日したら彼に会えると思うだけで、
とても幸せな気持ちになった気持、
どちらも共通する気持ちである。
そしてその待つ日にちが長ければ長いほど
彼のことを思う時間が長くなることがとても嬉しかった。
でも、実際にその当日になると、
それまで心の中で大きくなっていた喜びが
消え去るような心淋しい気持ちになったものだ。
待つということ、
それはきっと幸せのパスポートを得るための準備期間なのだと思う。
そしてその準備期間は実行されると消えるということでもある。
私はいつまでもその日が来なければ良いのにと願う。
期待に胸を膨らませて
待つということはとても楽しいものだから・・・
スカーレット
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