スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
人は毎日の生活を送る上で、
決して自分ひとりの力では生きていけないことを認識するはずだ。
まだ幼い子供は両親や家族の愛だけに頼って生きていける。
でも、学校へ上がると、
今までとは違って、周りの友人や先生との関係を学ぶことになる。
まだこの時点ではお互いに利害関係がなく、
横の繋がりだけで生きていくことができる。
でも、社会に出て社会人として歩み始めると、
今までには生じなかった色々なトラブルも出てくるはずだ。
それは時には二度と立ち直れないくらいの衝撃かもしれない。
また、二度と人を愛することができないくらいの
失恋を経験するかもしれない。
どちらにせよ、
人は人との関係を無視しては生活できなくなってくる。
このことが大人になった証拠なのかもしれない。
今、人生の半分を生きてきた私が
この矛盾でいっぱいの社会生活を拒絶していた頃のことを
冷静になって判断してみると、
いつも自分中心でなければ
とても悲しく辛い気持ちになっていたように思う。
考えてみたら滑稽なことである。
なんと思い上がっていた私だったのだろう。
よくあんな私が今まで生きてこられたなあと思う。
不思議な気さえする。
永六輔さんは次のように言っている。
「生きているということは誰かに借りをつくること。
生きてゆくということはその借りを返してゆくこと。」だと。
本当にそうだと思う。
生きていくときには人様からの助けや借りを作っている。
決して自分ひとりの力でなんでも出来たのではない。
そんなことを思っていたらそれは大きな間違いである。
人を頼りにして生きていくことは悪いことではないのだと思う。
でもいつか、その借りたものを、
自分自身が返していくことがとても重要なこだと思う。
生きていれば、たくさんの人に助けられたり、迷惑をかけたりする。
これは当たり前のことなのだ。
だから、自分も他人の失敗を許してあげる人にならなければいけない。
反対に誰かが悩んだり、色々な事があるときは
その人の悩みを聞いてあげよう、
そして、必要な時には助けてあげよう。
それが本当の意味での人の道なのではないだろうか。
スカーレット
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