スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
時に旅に出たくなるときがある。
どこか見知らぬ町へ行ってみたくなる。
知らない人と話してみたくなる。
人は何故旅に出たくなるのだろう?
現実からの逃避?
夢を見るために?
何か嬉しいことがあったときよりも
心が淋しいとき、
心に何か大きな穴がぽっかり空いたとき、
人は旅に出るのではないだろうか。
また何も目的のない旅もある。
景色風景を楽しみたくて旅に出る人も居るだろう。
新しい経験を求めて、
新しい出会いを求めて、
自分自身を浄化したくて出る人もあるだろう。
人それぞれではあるけれど、
旅に何かを求めていることは確かだ。
イギリスの古いことわざに、
「人は旅をして、ついにわが家へもどる。
人は生きて、ついには大地へもどる。」という言葉がある。
どんな目的であれ、
人は旅に出る。
そして日常から非日常の生活をする。
でも、人は最後には帰る家があるから
こうして旅に出ることが出来るのだと思う。
帰る家のないものにとって、
旅はただの旅ではなく、
その人の生活そのものになってしまう。
そして現実の世界そのものになってしまう。
これでは本来の旅の楽しさを味わうことはできない。
珍しい景色も、新しい人との出会いも
何も感激を与えてくれはしない。
旅が行き着く先よりもその旅の過程そのものの方が
大事なものになるのではないかと思う。
人生も同じだ。
人はいつか死ぬ。
そして土に帰るという。
だからこそ、人生の過程を楽しみたいのだ。
死ぬ時に私は良い人生の旅ができた」と思えたら、
こんなに嬉しいことはない。
旅をして自分が帰る場保があることへ感謝したいと思う。
そして本当に最期には安住の地に戻りたいと思う。
それこそ人生の旅をしてきたことの
一番の意義のあることのように思う。
スカーレット
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