スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
今日5月11日は私の母の83歳の誕生日だ。
大正10年生まれ。
大正時代は遠い昔に感じるようになってしまった。
確実に時は過ぎているのだ。
母を見ていると83年間を母はどういう生き方をしてきたのだろうと思う。
母は裕福ではない農家に生まれ、
義理の姉や兄が居たので、学問も思うようにさせてもらえなかった。
昔の高等小学校しか出ていない。
でも、母を知る人の話によると勉強も学年で一番よくできたらしい。
女学校へ行きたいと思っていたが、
義姉や義兄に遠慮して親に言えなかったらしい。
私の父と結婚する前に一度結婚して満州へ渡り、
私には想像もできない苦労をしてきたようだ。
先日映画「赤い月」が封切られたとき母と2人で見に行った。
舞台が満州だった。
母の心や脳裏にはきっと色んなことが浮かんでいたことだろう。
私は母の昔の話を小さい頃に聞いたことがある。
その話の中で満州の夕日の美しさを知った。
私が母の結婚した年齢になったとき、
その話を思い出し、自分の情けなさを思ったものだ。
母は6年前に大病をした。
でも、今は元気で父と2人で暮らしている。
私の人生にとって、
母の居ない人生なんて考えられないほど母の存在は大きい。
母は私の全てでもある。
母が生きているから私もこうして生きていられると思っている。
母にいつまでも今のような元気さで居てほしい。
そう望むことは無理なことは分かっているけれど・・・
母の死を思うと夜も眠れなくなる。
でもその死を受け入れなければならないときは必ず来る。
その時に後悔しないように、
出来るだけ母との良い思い出を残したいと思う。
私の出来る親孝行をしたいと思う。
スカーレット
|