スカーレットの心のつぶやき
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私はどちらかと言うと、自信過剰な人よりも
少し控え目な人の方が好きだ。
自分自身で言わなくても、端から見ていれば
その人の凄さは分かると思う。
芸術家は我々とは違うものを持っていると前から感じていたが、
先日ある人が話しているのを聞いて、やっぱりなあ・・と思った。
でも、考えてみたら自分に自信がなければ
絵でも音楽でもいいものは描けないし作れないし
演奏できないような気もする。
自信と自惚れは全く違うものなのだろう。
自惚れは鼻持ちならないものだが、
自信はなるほどと共感できるところがある。
人間は自分でも気づかないうちに色々な面を持っている。
私の友人にとても強い人が居る。
その強さはそれまでの彼の生きてきた人生の中から
生まれてきたのだと思うのだが、
初めは何故そんなに強く自信のある生き方が出来るのだろうかと
とても疑問に思っていた。
でも、付き合っていくうちに彼の持っている強さや自信は
そうしなければ生きて来れなかった事情の裏づけがあることに気づいた。
勿論彼は気づいていないのかもしれない。
彼の心の中の悲しみや辛さ、絶望感から自然発生的に生まれてきたのだろう。
それから私の彼に対する見方が変わってきた。
感心してばかりいた事柄も、裏を返せば自信のなさ
生きることへの不安感、そういったものがあるのに気づいたから。
私は自信なんてない。
でも、考えてもどうしようもない劣等感もない。
人から見たらかわいそうだと哀れに思うかもしれないが、
私自身をそのまま受け入れるしかないことに気がついてから
私の劣等感などというものは消え去ってしまった。
そして今は私のことを自信たっぷりな人と思う人がいるかもしれない。
それほど心を強く持とうとしてきたのだから
誤解されても仕方はないと思う。
まあ人の思うことは様々だ。
人の思惑を考えていては自分自身の人生なんて歩めない。
主人公になって思うように自分の人生を歩こうと思うなら
少々の誤解も仕方ないし、自信を持つことも不可欠なことなのかもしれない。
スカーレット
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