スカーレットの心のつぶやき
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2003年12月15日(月) 調和

日本人は個人主義というよりはいつも回りの人との関係に心を使う人が多いと思う。

欧米、特にアメリカでは他人は他人、自分は自分と割り切ることが出来る方は良いようだ。

これは日本とアメリカの文化の違い、歴史の違いから来るものだろうか。

こんな話を聞いたことがある。

コンサートの中でも、ソロではなく、オーケストラやアンサンブルのように他の人と一緒に演奏する時、一番大切なのは周りとの調和であると。

確かに、いくらその人の技が秀でていて優秀であっても、演奏を聴いたとき、聴くものの耳に音が一つだけ不調和な感じを受けたとしたら、それは意味をなさないのではないだろうか?

昔、私が中学生のとき、コーラス部に所属していた時、指導する先生に注意されたことがある。

それは私の声が目立ったことだった。

私は大きな声で上手く歌えば良いと信じていた。

そして、私は私なりに一生懸命に歌っていた。

でも、それはいけないことだった。

コーラスも同じ周りとの調和が不可欠なことだったのだ。

それを指摘された時、私は恥ずかしくてたまらなかったのを覚えている。

それ以来、コーラスをするときは、私はまわりの人たちの声の中に溶け込むように、調和を大事にしようと心がけてきた。

スポーツでもそうだ。

いくら上手くても個人プレーが目立つといけない競技もあると思う。

特に団体で競技するものはそうだと思う。

前の話に戻るが、音楽の中でアンサンブル演奏がある。

ピアノ、バイオリン、チェロ、フルートなどが三重奏、四重奏をする場合、

やはり一番大事なのはお互いがお互いの演奏を聴きながらハーモニーを取ることだと思う。

そのためには時には自分を抑えることも必要だと思う。

相手との、周りと自分の出す音との調和、ハーモニー、

これが出来ている演奏を聴くと、とても良い気分になる。

人と人との関係もそうだ。

勿論自分は大事だし、自分を主張することも必要な時がある。

でも、まず一番は素直な心になることだ。

素直な心で、相手の話を聞き、受け入れることが大切だと思う。

今の小さい子どもは親の育て方、社会の変化もあるだろうが、自分を主張しすぎるところがある。

また反面、いらないところで気を使いすぎて余計に人間関係を不味くしている時もある。

まずは自分が素直な気持ちになって、相手や周りの意見を聞く。

そして、それから自分の思っていることを話相手に理解を求める。

たとえ理解してもらえなくても、相手に伝えることは必要だ。

理解してくれなくても仕方ないこともあるから、そのことで落ち込むのはやめよう。

人は生きていかねばならない。

じゃあ、生きていく時にいかに自分が快適な生き方が出来るか?

そのためにはどうすれば良いのか?

これを考えて生きていきたいものだ。

調和、ハーモニーを大事にして、そして自分自身の人生を大事にして。


スカーレット