スカーレットの心のつぶやき
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澄み切った空、
冴え渡った空気、
透明な湖、
そして晴れ晴れとした心。
以前誰かが言った。
「僕は透明だと感じる」と。
そして、「それは自分が生きているという実感がないことを意味している」と他の誰かが言った。
透明って色はあるのだろうか?
無色透明という言葉があるように、色はないのだろう。
透明な心、
透明な目、
透明な生き方。
私の憧れ。
誰でも皆子どもの頃、否、生まれたときは透明に近い真っ白だったはずだ。
それが年を重ねるたびに、一つ一つ色をつけていく。
同じ色の人の心は存在しない。
同じような考え方をする人は居るけれど、
同じ色には染まらないと思う。
私は生まれてから病気では辛い経験をたくさんしてきた。
でも、私の周りには愛という暖かな色合いの心に恵まれていた。
自暴自棄になって、自らの命さえ投げ出そうとしたこともあったけれど、
今、こうして生きている私が居るのは、
この私の周りにあるとてもやわらかな、とても暖かな空気のお陰だと思う。
生まれたままの透明な目を持ち、
透明な心を持って、
生きていけたらどんなに良いだろう・・・
人の思惑も考えず、
只、人を信じて生きていけたらどんなに楽だろう・・・
苦しみや悲しみや、痛みを感じない透明な心で居られたらどんなに良いだろう・・・
でも、現実のこの世界で生きていく限り、
そんなことは言っていられない。
何物にも負けない強い心、
成功を信じる強い心、
自分の理想とする生き方に向かう強い心。
それらを身につけることによって、
自分自身に存在する邪悪な心を追い出すこともできるのだ。
私は今透明な心になりたい。
何も考えず、何も思わず、何もしない心。
凪いだ瀬戸の海のような心、
摩周湖のように透明度の高い心。
子供のように澄み切った目を凝らして
私の周りを眺めたい。
ダイヤモンドのような透明度と硬度を持った人になりたい。
透明とは、決して無意味な存在ではないのだ。
煌びやかな生き方ではなく、
透明な心で、自分の信じる道をゆっくりと、
自分のペースで歩いていく、
そんな生き方がしたいと思う。
スカーレット
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