スカーレットの心のつぶやき
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2003年11月30日(日) 透明な心

澄み切った空、

冴え渡った空気、

透明な湖、

そして晴れ晴れとした心。

以前誰かが言った。

「僕は透明だと感じる」と。

そして、「それは自分が生きているという実感がないことを意味している」と他の誰かが言った。

透明って色はあるのだろうか?

無色透明という言葉があるように、色はないのだろう。

透明な心、

透明な目、

透明な生き方。

私の憧れ。

誰でも皆子どもの頃、否、生まれたときは透明に近い真っ白だったはずだ。

それが年を重ねるたびに、一つ一つ色をつけていく。

同じ色の人の心は存在しない。

同じような考え方をする人は居るけれど、

同じ色には染まらないと思う。

私は生まれてから病気では辛い経験をたくさんしてきた。

でも、私の周りには愛という暖かな色合いの心に恵まれていた。

自暴自棄になって、自らの命さえ投げ出そうとしたこともあったけれど、

今、こうして生きている私が居るのは、

この私の周りにあるとてもやわらかな、とても暖かな空気のお陰だと思う。

生まれたままの透明な目を持ち、

透明な心を持って、

生きていけたらどんなに良いだろう・・・

人の思惑も考えず、

只、人を信じて生きていけたらどんなに楽だろう・・・

苦しみや悲しみや、痛みを感じない透明な心で居られたらどんなに良いだろう・・・

でも、現実のこの世界で生きていく限り、

そんなことは言っていられない。

何物にも負けない強い心、

成功を信じる強い心、

自分の理想とする生き方に向かう強い心。

それらを身につけることによって、

自分自身に存在する邪悪な心を追い出すこともできるのだ。

私は今透明な心になりたい。

何も考えず、何も思わず、何もしない心。

凪いだ瀬戸の海のような心、

摩周湖のように透明度の高い心。

子供のように澄み切った目を凝らして

私の周りを眺めたい。

ダイヤモンドのような透明度と硬度を持った人になりたい。

透明とは、決して無意味な存在ではないのだ。

煌びやかな生き方ではなく、

透明な心で、自分の信じる道をゆっくりと、

自分のペースで歩いていく、

そんな生き方がしたいと思う。





スカーレット