スカーレットの心のつぶやき
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2003年11月07日(金) 存在価値

今日は2ヶ月に一度の日赤の外来診察の日だった。

私は胃腸センター、母は同じく胃腸センターと外科の受診だった。

母と一緒に行動することが多い私はこの頃の母の体力と脳の衰えに気づいている。

一昨日ヘルペスになったかもしれないと言った母の言葉に、ドキッとした。

母は今まで2回ヘルペスを病んでいる。

体の表面に出なくなってからの神経の痛みがひどくて、毎日日赤の麻酔科に通院したことがある。

原因は過労による免疫力の低下だそうだ。

娘のピアノのコンクールの見学に来てくれたとき、冷房の効き過ぎた部屋に長く居たために出たのが始まりだった。

そしてちょっと無理をしたり、冷えると体調を崩してヘルペスウイルスが勝ってしまうようになった。

今日先生に言われて皮膚科を受診したが幸運なことに今回の母の赤いプツプツがヘルペスによるものではなかった。

良かった!

本当に良かった!!

杖をつき歩く母の姿に年を感じる。

年齢にしては頭もしっかりしているし、何でも一人で出来ているから私は安心していた。

でも、時々不安になるときがある。

確かにこの年で物忘れも起き、ボケではないけれど、何かとんちんかんなことをするのは当たり前だと思う。

ちょとしたことで、頭の老化を感じる。

こうして母と一緒に出かけて行けるのはいつまでだろう?

考えると悲しいけれど、確実に母と私の別離の時は近づいているのだ。

考えたくない。

母は私の側にずっと居て欲しい。

この年になっても私は母を必要としている。

人間は誰でも誰かに必要とされていると感じることが嬉しいものだと思う。

どんな状況の中でも、誰かに必要とされていることがその人の生きがいに変わる。

そしてこれこそが人として生きていくことの一番重要なことではないかと思うのだ。

私が母を必要としているように、私も夫や娘に必要な人間だと思われているのだろうか?

家族以外でも私の存在は必要な存在なのだろうか?

これは私が幼い頃からずっと心で思い続けている疑問でもある。

私は私を必要としてくれる人を大事にしたい!


スカーレット