2008年09月11日(木)
| ■ 猫と樹里とキョンキョンと、ではちょっと苦しい。 |
今年37本め(新記録!)、マダムと一緒だと9本めになる映画は「グーグーだって猫である」。 そもそも大島弓子好きでないと、猫と樹里とキョンキョンと、ではちょっと苦しい。 猫だけでは非常に苦しい。隣の席の少女はあからさまに退屈していた。 そうね、お嬢ちゃんには「子猫物語」がお似合いかもね。
というわけで、最も感銘を受けたマンガ家は大島弓子、 しかもリアルタイム! と胸まで張ってみせるワタクシ。
そんなワタクシでさえ思う、「これはちょっとなー」はといえば、 あからさまに笑いを取りにくるシーン。長くてくどい。瞬間芸でいい。 あと、加瀬亮という役者がよくわからない。 どの作品の彼を見ても、声優としての「スカイクロラ」でも、 彼の台詞が全部棒読み、もしくは限りなくそれに近くぼくには聞こえる。
とか文句つけつつ、きっちり涙こぼしましたが。 ええとね、ぼかぁ思うんですが、犬でも猫でもペットを亡くしたことがある人は、 みんな許されたいと思ってるんですね、心のどこか、ずっと深いところで。 ごめん、許して、申し訳ないって、ずっとずっと思ってるんです。 亡くした子にもう一度会えたら、それを一番に言いたいわけです。 で、愛犬なり愛猫なりに許すと言ってもらった上で、もう一言、 ありがとうと言ってほしい。これです。 これ言われたら、もう泣くしかない。泣かないと嘘。
そんなわけで、「グーグーだって猫である」を楽しめるのは、 猫好き、しかもその子を亡くしたことがある人。大島弓子が好きならなお可。 どれにも該当しない人が「つまらん映画」と吐き捨てても聞くな。
もう1本、ファーストデーに残業切り上げて観に行ったのが「ハンコック」。 くっだらねー(笑)。中盤、相方との因縁だのなんだの語られだしてからグダグダ。 ウィル・スミスはともかく、シャーリーズ・セロンはこんなのに出てていいのか。
タダ券でなら観てもいいかと一時は考えた「ハムナプトラ3」はやっぱりパス。 「2」を観てなおと思うのがそもそも尋常ではないし、レイチェル・ワイズ出てないし。 そんなわけで、次の候補は「20世紀少年」か「ウォンテッド」。 タダ券といえば、もう1館でもゲット。こちらは「幸せの1ページ」。 あいや、「次郎長三国志」とか「おろち」の線もアリかも。わはは。
読み始めたのは、帚木蓬生「インターセックス」。 コピペするしかないこの作者名。 というか、コピペした方が絶対早そう。
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