これまで何度か書いてきたことだが、ぼくが青春の終わりを悟ったのは、いわゆる青春映画というやつをおもしろがって観ている自分に気づいたときだった。それから何年か過ぎて、今度は自分がオッサンと化していることを知ったのは、丸井ではなく、高島屋だとかそごうだとか百貨店で買い物をするのが常になってからだった。あと、「パコがええ、意外とええ」との声が多く聞こえるなか、「次郎長三国志」を観てもいいかもと思っている自分に、激しくオヤジを感じる今日この頃だ。