2008年03月09日(日)
毎朝、多くの鳥が集まってくる軒先で、見慣れぬ小鳥を発見した。 見るからに可憐で、まだ若いメス。 ゆっくり話しかけると、意思の疎通が可能であることがわかった。 どこから来たのかと問うと、今朝、気がついたらここにいたと言う。 この子に限らず、鳥というのは前日の記憶を持たないものであるらしい。
そうこうするうち、獣医さんが定刻の見回りに訪れた。 ぼくと会話している小鳥を診ると、体温が下がっているので気をつけるようにとのこと。 何枚ものタオルでくるみ小さな箱に移しながら、 小学校の頃飼っていた文鳥を死なせて悲しかったことを思い出して目が覚めた。
そんな夢の話を妻にすると、 体をくの字に折り、けらけら笑いながら彼女、 そういう鳥と会話ができるような夢は幼稚園の子とかがよく見るのだと。 なんだよ、幼稚園児が見る夢ってと、やや憮然とした思いで訊くと、 箱根号になった夢、ものすごく早く走ったから疲れて目が覚めたとかそういうの、とマダム。 なんだそれは。 2階でパンクばかり聴いている、今や縦も横もぼくよりでかい奴が 実際に幼稚園のときに見た夢か。
小鳥と会話する夢は人に話さない方がいいらしい。
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