2007年06月09日(土)

■ あぁ、やっぱり観てしまったのね的な。

今期、唯一見続けたテレビドラマは昨夜終了した「帰ってきた時効警察」だった。
我が家における人気度がどれくらいだったかというと、
「霧山君」とマダムがぼくを呼んでしまうくらい。
ちなみに彼女は、少し前まではぼくのことを「千秋先輩ぃ」と呼んでいた。

誰が霧山で、誰が千秋やねん。
毒づきながらも、何回かに1度はうっかり返事をしてしまい、
「あ、やっぱり霧山君なんだ! うふっ、バカな霧山君!」などと、
手を打ってマダムは喜ぶのであった。

まぁいいか、平和で。

 ☆彡

タダ券で観た映画は、「パイレーツ」でも「300」でもなく、
あぁ、やっぱり観てしまったのね的な「歌謡曲だよ、人生は」。
近場ではやっていなくて、往復640円使ってのタダ観。

全10話のオムニバスだが、前半かなりつらかった。
中盤、余貴美子の存在感にほっとし、
終盤、矢口史靖の抜きん出た手際よさともあいまって、
園まり歌う「逢いたくて逢いたくて」にぞくっときた。

ひと昔前、中森明菜の『歌姫』をぼくが買ったのは、
「逢いたくて逢いたくて」が入っていたからです。

 ☆彡

マダムは「鴨川ホルモー」を、ぼくは「鹿男あをによし」を買ったので、
うちには話題の万城目学が2冊揃っていたのだが、うーん、
どちらもコミックの原作? でなきゃアニメのノベライズ。

「ハイドラ」。
ここでも金原ひとみのヒロインは、男女複数が顔を合わせる際、
乱交になったらどうしようと危惧するのがなんだか笑えた。
書ける人だと思うが、長く生きていけるんだろうか、この人は。

「メタボラ」。
桐野夏生、えいやの力技。
たぶん今年のベストはこれで決定。
アキンツの独白がもっと読みたい。
宮古弁の意味なんか、たとえ全然わからずとも。


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