| 2015年08月11日(火) |
阿川佐和子『聞く力 心をひらく35のヒント』 |
 阿川佐和子『聞く力]』
メモ。
「相手が謙遜のつもりで卑下した言い方をしたとき、あるいは自分を否定するような発言をしたとき、それに対して、どの言葉を使うのがもっとも適切であるか。そこにはたぶん、決まりはない。言葉でなく、その言葉に込められた気持ちがきちんと伝わりさえすれば、相手の心を安心させられるのではないかと思うのです。」(p173)
「笑いながら尋ねると、フリーマンさんがこう答えてくださったのです。 『もちろん私は日本語がわからない。でも、あなたが真面目に質問をしてくれているときに、私も真面目な態度を取らなければ、失礼な気がしてね』」(p180)
アガワさん同様、私もモーガン・フリーマンさんが大好きに。 前からだったけど、もっと好きに!
「でも、『これは聞き流してはいかんだろう』という大事なポイントは逃してはいけない。また、そういう大事なポイントは、得てして、ほんの小さな言葉の端に隠れているものです。さりげなく付け加えた形容詞や、言葉の最後に挟み込んだ普通名詞や、ちょっとした小さな言葉。そういう謙虚な宝物を見過ごしてはいけません。」(p216)
「私は美輪さんの言葉によって目が覚めました。目立たなければ、なんだっていいような格好は、それはそれでまた、ゲストに対して失礼なのだということに気づかされたのです。」(p241)
「オチもないような下らぬ話の隙間にも、その人らしさや人格が表れていて、そこに共感したくなるような、なにか小さな魅力があれば、それだけでじゅうぶんです。」(p251)
人は聞いたり聞かれたり。 生きているとはそういうこと。
だからこそ、磨きたい、身につけたい、聞く力。 アガワさんが愛される理由、聞ける人である理由に触れることができました。 生かしたいな!
阿川佐和子『聞く力]』
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