| 2015年08月07日(金) |
篠田桃紅『103歳になってわかったこと』★★☆☆☆ |
 篠田桃紅『103歳になってわかったこと』
この年齢の方が書かれた本、という理由で売れているのだと思いますが、正直この本を読むならもっと響く本がいっぱいあるのにな、と思いました。
高峰秀子さんや児玉清さんの本の方が、より自分には響きました。
こころに残ったところ。
「私の根は、私が今まで触れたすべてでできている。家にある軸、額、書、紀元前の甲骨文字、古今集などあらゆる古典。また文字でないものでも、あらゆる影響、感動、拒絶すら、なんでもが私の根になっている・・・。」(p101)
「時宜に適って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う。」(p155)
私を貫く生き方は素敵だな、と思いました。 こんなに強く生きられたら・・・どうかな。
篠田桃紅『103歳になってわかったこと』
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