| 2010年03月06日(土) |
デール・カーネギー『人生を変える黄金のスピーチ(上(準備編))自信と勇気、魅力を引き出す「話し方」の極意』★★★☆☆ |
 デール・カーネギー /宮崎伸治 サンマーク出版 『人生を変える黄金のスピーチ(上(準備編))自信と勇気、魅力を引き出す「話し方」の極意』
心に残ったところ。
「特に、抽象的な説教をしないよう気をつけることである。そんなことをしたら退屈になる。実例と一般的な言葉を、何層かでできているケーキのように話をまとめてみてほしい。自分が見た具体例とその具体例から説明できると思う原理について考えてみてほしい。具体例は、抽象的な話よりもはるかに覚えやすく、話しやすい。さらにあなたの話しっぷりもよくなる。」(p58)
いかにわかりやすく話すか。いかに理解してもらえるかが重要。
「話し手は、自分自身ではなく、聞き手を喜ばせるように話すべきである。」(p60)
独りよがりは、見ている方が恥ずかしい。
「使える可能性がある以上の素材や情報を集めてほしい。そうすればそれだけ自信にもつながる。それは、心身ともに、また話しっぷりにも効果がある。これは準備の基本的かつ重要な要素であるが、話す場所の公私を問わず、話し手はこれを無視していることが多い。」(p61)
インプットの多さ、そしてその内容が多様であることの大切さ。
「彼女が知っていても書かない情報は、実際に書く記事に迫力と色を添えてくれることを知っていたからである。」(p64)
「講演が終わって帰宅しているときに、『話し残したことがあったと自分を責めるようでないと、その講演は失敗である』と私に教えてくれたことがある。なぜだろうか。彼は長い経験から、話し手がすべてを話す時間がないと思うほど、素材がたくさんある話こそがすばらしい話しであることを知っていたのである。」(p64)
聴衆を行動に導かせる方法。
「1 興味をそそる 2 信頼を得る 3 事実を述べて、自分の提案の利点を教える 4 行動するよう動機づける」(p83)
私がプチセミナーをする時、留意するべき内容。 ブログを書くときにも同じことが言えるかもしれない。
「思考力のある人たちは、導かれたがっているのであり、扇動されたがっているのではない。彼らは、提示された事実をほしがっているのであり、自分で結論を引き出したがっている。彼らは質問をされたがっているのであり、絶え間なく文句が送られることなど望んではいないのだ。」(p158)
緊張したら。自信を無くしたら。
「成功することを考えることである。自分が聴衆の前で完全に自分をコントロールしながら話しているところを想像してほしい。これは簡単にできることである。成功することを信じてほしい。成功を確信すれば、成功に必要なことをするようになる。」(p176)
成功に必要なことをするようになるから、成功する。真理。
ベスレヘム鉄鋼株式会社社長のユージン・グレースのモットー。 「一度に一つのことを、それに命がかかっていると思って行うことだ。」(p184)
その小さな一つ一つが、毎日を、人生を作っていく。
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