| 2006年07月13日(木) |
ドロシー・ロー ノルト レイチャル ハリス『子どもが育つ魔法の言葉』★★★★☆ |
 『子どもが育つ魔法の言葉』 ドロシー・ロー ノルト レイチャル ハリス Dorothy Law Nolte Rachel Harris 石井 千春 PHP研究所 (2003/09)
以前に読んだことがあるにも関わらず、ふせんいれまくり。
今日だってきーきー子どもにきつい言葉をぶつけてしまいました。 なんでこんなに学習しないのか、わたし。
というわけで、未熟な母(私)に贈る、この本からのメッセージ。
「まず、叱る前に、言葉を選ぶことです。子どもの心を傷つけるようなことを言ってはいけません。(略)その子のやったことは間違っているが、その子を嫌いだから叱っているのではない、ということを伝えてほしいと思います。」(p30)
いきなりパーンチ。 いててて、そうですね、こどものダメージの方がよっぽど大きいんですよね。 それを忘れちゃいけない。
「夫婦喧嘩をしたと正直に伝えたほうが、かえって子どものためになります。子どもは、共同生活での歩み寄りと話し合いの大切さを学ぶでしょう。」(p46)
夫婦喧嘩は子どもの前でしない、という考え方の人もいる。 私はそうではなく、著者の言うように、意見の相違、感情の行き違いがあった時に解決する方法の一つとして提示することに意義があると思う。 もちろん、毎日殺伐とした争いが繰り広げられているのだとしたら、それはすっきり別れて笑顔でいる選択をしたほうがこどものため(当事者にとっても)だと思う。
「親自身が自分の欠点も長所もすべてそのまま素直に受け入れている人であれば、子どもはそんな親の姿から様々なことを学ぶことができます。自分の不完全さを受け入れ、己の幸福を幸福とする親の姿が、子どもにとっては何よりの手本になるのです。」(p94)
「叱りつけてばかりいると、 子どもは『自分は悪い子なんだ』と思ってしまう」(p95)
激しく反省。 そして、自分自身の子ども時代を振り返ってみても、同様だった気がする。 繰り返さないことはできるから、まだ間に合うと信じて。
「気を鎮めるもう一つの方法は『今自分にできることは何か』と自問自答することです。」(p127)
「親の誉め言葉は、子どもの心の栄養となります。子どもの健全な自我形成には欠かすことができません。」(p134)
「子どもを無条件に愛することと、子どもを甘やかすこととは違います。子どものすべてを受け入れながらも、悪いことは悪いと教えることが必要なのです。」(p149)
これ、反対になっちゃってる親子関係って多いんじゃないかなと思った。 条件付きの愛情。 甘やかし。 それによって育つ、自分に自信を持てないにも関わらず、それゆえか、自己中心的で我が儘な子どもたち。
自分自身はどうか。
「わたしたち親が子どもに与えられる一番のことは、子どものそばにいてあげることです。(略) 失ってしまった時間を取り戻すことはできません。今ある時間を大切にしなければ、何も生まれはしないでしょう。自分にとって何がいちばん大切なのか、わたしたち親はよく考えてみなくてはなりません。」(p185)
今、ここ。 限られた時間を生きていること。 大切なものを大切にすることを忘れてはいないか。
「子どもを頭ごなしに叱りつけてはいけません。それでは、子どもは、叱られるから嘘はつかないというふうになってしまいます。正直であることは大切であり、正直な自分を親も喜んでくれるから嘘はつかない---子どもがそう思えることが大事なのです。」(p198)
「『正直に本当のことをいうのは、とても大切なことよ』 (略) 『でも、正直に本当のことを言うよりも、相手の気持ちを考えてものを言うほうが大事な時もあるのよ。そういう時は、嘘をついてるってことにはならないの。それは、本当のことではないけれど、嘘ではないのよ』」(p202)
「自分に嘘をつかず、誠実であることによって、心の安らぎを得られることを知るのです。それは人生において、何ものにもかえがたいものなのです。」(p210)
嘘つきの私は、ものすごくよくわかる。 大きな嘘をついて、その罰は、誰も信じられなくなること、すなわち心の安らぎが得られなくなることだと知りました。 後ろめたいことはしないほうがいい。 苦しめるのも苦しむのもつらいことだから。 安らぎは、しあわせにいきるために、とても大切で必要なこと。
「人に対する思いやりの心は、わたしたちが生きているかぎり常に学ぶべきものです。わたしたち親自身も、時には、家族に対して思いやりに欠けることをしてしまいます。そんな時には、率直に誤り、反省しなくてはなりません。そうすれば相手も許してくれることでしょう。子どもは、そんな親の姿から、人を思いやることは終生学び続けることなのだということを知るのです。」(p225)
「親としていちばん大切なことは、子どもに何を言うかではありません。また、心の中で何を思っているかでもありません。子どもと一緒に何をするか、なのです。親の価値観は行動によって子どもに伝わるのです。毎日の暮らしの中で、親がどんなふうに子どもに接し、どんな生き方をしているか。それが子どもの生涯の手本となり、子ども自身が親になったとき、ものを言うのです。」(p255)
いたたたた。 子どもと一緒に。 プールも行くし、絵本も読むけど、さぼりがち。 思ってるだけじゃだめなんだよね。 もっと行きたいけど、も、もっと読んであげたいけど、も、伝わらない。 行動がすべて。 信じられるかどうかはそれ次第だと思う。 子どもの頃の自分もそうだったのに、親となった今、気がつくとやりたくなかったはずなのにやってしまってること、やりたいと思っているのにできてないこと。
子どもはあっというまに大きくなる。 それからじゃ間に合わないこと、今しかできないことがたくさんある。 それらをとりこぼしてちゃ、もったいないね。ほんとにね。
子どものことだけじゃない。 大人だって、親だって同じ。
褒められたい。 励まされたい。 許されたい。
そしてもっともっと自分を好きになりたい。 そして周りも幸せにしたい。
すべては自分次第。
次に読む時は、もう少しできていることが増えてますように。 多くの気づきを与えてくれるこどもたち、そして夫、周囲の人々に、ありがとう!
『子どもが育つ魔法の言葉』
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