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| 2012年02月10日(金) ■ |
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| たんこう |
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たんこう…と言いかけると、思い出します。
なんというタイミングが、海底トンネルの事故のニュース。 ひとたまりもない海の事故は本当にやるせない気持ちになりますが、 つい先日70周年となった長生炭鉱水没事故を連想してしまいました。
1943年2月3日、山口県宇部の長生炭鉱で落盤事故が起こりました。 炭鉱は水没。183人が、今も水の下で眠っています。 犠牲者のうち137人は朝鮮半島からの労働者でしたが、 そのせいか、詳細はあまり語られてこなかったそうです。
故郷を後にして、よその国で不当な差別を受けながら 危険な現場の仕事に就かされて命をおとし、亡骸も回収されない。 それは、やっぱり悲惨で理不尽だと思うのです。 戦争中だったから、日本人も同じ現場にいたから、 ということではすまされません。
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