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2012年02月12日(日)
告知

講談社から単行本を出していただけることになりました。
まさか、こんな日が来るとは!未だ信じられません。

「先生、おしえて。」
2/13 発売です。

すでにデジタルでも配信されているシリーズ作の中から、
「いのちのキス」「保健室の秘密」
「木曜日、第二倉庫で」「白衣の魔女」の4作を
セレクトして収録しています。

しかし不親切なことに、白い原稿の手直しもしておらず、
かきおろしもほとんどなく……もっと頑張るべきでしたが、
雑誌に原稿を描くので精一杯でした。

大手の出版社で描いていくのはとっても大変ですが、
ネームを直しまくった甲斐があって、
一話にひとつは自分でも好きなところがあります。
良かったらのぞいてみてくださいね。


いまだに藤川研究室にフラッと寄ってくださるみなさんは、
「ああ、まあなぁ……もうちょっとがんばれよな。」と、
ハラハラしながら温かく見守ってくださっている
優しい方々ではないでしょうか。
これまでに頂いたご感想も、優しい励ましも厳しいご意見も、
すべてに感謝いたします。

私が漫画の仕事を得て、現在までどうにか続いているのは、
単純に運が良かったからです。
つまり、人に恵まれたのです。
「いい年して、漫画?」
「あなたの力量じゃ、プロは無理だよ」
「諦めろ」
とは、誰一人言いませんでした。
あんなに下手くそだったのに。
こんな幸運は、そうあるものではありません。
無駄にしないよう、レベルアップを目指して
今後もがんばっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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以上は、先日2/5コミティアで配布したペーパーに
書いたご挨拶の文章です。

そして、単行本発売に合わせてでしょうか。
シリーズの最新作は、掲載誌の巻頭に載っています。
が。
怖くて自分では見返せません……!
ちなみに表紙は別の作家さんです。

巻頭を飾る資格があるかどうかは別にして。
いつも、雑誌の巻頭作品を描くくらいのつもりで
がんばって描いていないとダメなんだな。と思います。

そういえば、デジタルを検討している話を担当さんにしたら、
「いいじゃないですか!貴女みたいにアシスタントがいない作家さんなら
向いてるかも」と仰った。
ああ、ほんとにそうかもなあ。
家族は優秀だけど、やれる仕事は限られてるし。
私はトーンを選んで渡して指示を出すまでが、けっこう大変で。
家族の仕事の分をパソコンに頼めるなら、そのほうがいいのかも。
でも、いかにもデジコミって感じな画面にはしたくないしなあ・・・