こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2002年05月02日(木) 星の王子さま

 今日も一歩も家を出ず。昨日も、一昨日も。(笑)

 それがー、私。だーかーらー、いいのさ。

 4月中旬から東京出張以外、外に出てないなあ。

 そりゃ、素敵な出会いもないわさ。家にいたんじゃ無理だよ、チミ。


 私の理想のタイプは「星の王子さまがおおきくなった人」って、友達に言ったら

 「いや、王子さまは、全然いけてへんし。手とかひょーってしてるし。変な顔やし。髪の毛も変やし。」


 確かに。でもな、タイプやねん。しゃーないやん。

 色の白い、手や足の細い、細い髪がさらさらと風に揺れちゃいそうな

 私が蹴ったら折れてしまいそうな人。(オイオイ!蹴るな。いや、蹴らへんけど)

 ひとり、友達でいるんだけれど、あまりにも可愛すぎて神々しすぎて

 こんなよごれたお姉さんは近づくこともできません。


 元夫は、なんとなくそういう感じの人だった。理想のタイプやん。

 初対面の時にね、なんてかわいいんだろうって思った。

 わからんけど、だからそういう人がタイプになったのかも知れないけれど。

 今も昔も、よわっちい感じの人が好きみたい。自分が強いからかぁ?。

 でも中身が一本筋が通っていないとダメ。


 ミュージシャンだった彼は、今はダイビングの仕事をしている。

 不健全な仕事から超健全な仕事へ・・・。

 陽に焼けて身体もたくましくなってしまった(悲)

 俳優さんの浅野忠信に、とても似ている。

 浅野が好きな私は、浅野の映画を見る度、やはりアイツは私の好みの男やったな・・・。と思う。

 つきあったときは、これって運命!って思ったんやけど、

 結局は、あかんようになってしまった。まあ、仕事もたいへんな時期だったからなあ。

 でも、最愛の息子を私に授けてくれた。私は、幸せだ。

 別れるときは、かなり大変だったけれど、なんせ私、息子抱えて逃げたから(笑)。

 今では、親友。  戻ることは、私の中でありえない。



 好きになる人が、私を好きになってくれる確率なんて、天文学的数字分の1。

 ってなげいていると、前出の友達は「うちもそう思う」といいながら、

 「でも、一回あったからいいやん。多分、またあるよ。」って。


  ああ、ないものねだり。


  でもな、星の王子さまのような人がもしいたとしても、申し訳なくて手出せません。

  声もかけられそうにありません。

  私のような女より、もっともっと似合う人がいそうやから。

  こころのきれいな王子さまを傷つけてしまいそうだから。

  どこかに、いませんか?。そんなひと?。おるわけないか(笑)。


  一体私はなんの話しをしているんだ・・・。

  今日は、大阪弁バージョンはるなっちで行きます。



  うちの息子はなんてかわいいんだろう・・・。

  一生懸命に、ご飯を食べている姿を見ながらそう思った。

  我が息子は、私にそっくり。うりふたつ。まるでコピーなの。

  まんまるの目に、ちっちゃい口、ぽちゃぽちゃしたほっぺ。激カワ(笑)


  言うことも可愛い。

 「なんで天流川はお母さんとお父さんのところに生まれてきたの?。」

 「えっとね、お母さんがさみしそうだったから、一緒にいようと思って。」


  ・・・・・。

  私が苦しんでいるときとかは、背中をさすりながら

  「あるくがいるからね、お母さんはだいじょうぶだからね。」

     といってくれる。ふー。いつまでこうやってしてくれるんだろう。



  まあね、自分のこどもがかわいく思えんかったら、そりゃ大変ってな感じやねんけれど

  それでもかわいく思えないときもあったのよ、これが。

  うちの天使のようなかわいい天流川でさえ、そう思うんだから、

  世の虐待話もうなずけるっちゅーもんや。


 沖縄で仕事していたときあまりにも忙しすぎて、自分にまったく余裕がなくなってた。

 イライラするから、どうしても子供を叱るときもヒステリックになってしまう。

 で、怒りながら、ああうちの母親みたいだーって、自分がイヤになってしまうんよ。

 今はね、生きるということに余裕が出てきたから、そんなことはなくなった。

 というか、誰とも会わず、話さず、当然イヤなこともないので、

 ストレスがたまらないだけ?。


 私と兄と父は、顔がとても似てる。つーことは?。

 息子の顔は兄貴の小さい頃にそっくりやねん。

 まわりのひとは「元夫はかっこいいのに、そっちに似ればよかったのに」

 姉ちゃんに「なんで、元夫はかけらも入ってないの?。」と聞かれる。


 私にそっくりなのには理由がある。

 なぜなら、私ひとりでこの子をつくったから。私は聖母マリア!。


 たまに、あるくの顔を見て、世界で唯一許せない男の兄を思い出して、
 複雑な気持ちになるときがある。

 別れた亭主にそっくりな子供を虐待する親の気もちっちゅーんはこんなんかなあ?。

 いや、でもさ、やっぱり子供をつくるってことはさ、それ相応のことをするわけだから、

 そんときは好きだったわけでしょ?。カンケーない子供を虐待しちゃいかんよ。

 腹が立つなら、元亭主を殴ればいいんじゃ。

 あ、ちなみに兄ちゃんとの子供ではありません。あたりまえか(笑)。
   ↑ いや、笑い話じゃないぞ。気持ち悪い。


 こうして、一日が終わってゆく。

 風が吹いている。気持ちいいよ。夜になってからのさんぽもいいね。

 沖縄と違って、星はあんまり見えないけどね。



 
 あしたも、すべての人に優しい風が吹きますように!。


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