またまた激変


 9月7日のこと。お昼前になって、その日にょらの姿を見ていないことに気づき捜しにいくと、パソ部屋の椅子の上で寝ていたにょらは、なんとなく元気がないように見えた。そこでにょらを抱いて床におろしてみると、背中をいつも以上に丸め、首をぐっと下にさげた妙な格好ですわる。明らかにおかしい。今度は立たせてみる。すると、少しよろけながら2歩ほど歩いてすわりこんでしまった。

 前日まで元気いっぱいだったのに……。あわてて病院へ連れていった。レントゲンを撮っても前回から変化はないが痛みがあるらしく、レーザー治療を受けて痛み止めの薬をいただいた。

 前ににょらが歩けなくなって以来、わたしはチョコ断ちをしているのだが、実は先日食事をしにいったとき、デザートにうっかりチョコのミルフィーユをたのんでしまったのだ。気づいたときにはもうそれはテーブルに運ばれてきていた。でもにょらもすっかり元気になったことだしいいか、と思って食べてしまった。それ以外、チョコはいっさい口にしていないが、まさかまたこんなことになるとは……。許してぇ。もうチョコ食べないからぁ〜〜〜(T-T)。

 にょらがよたよた歩くうしろ姿は、首を下げているため肩甲骨が交互に突き出し、とても痛々しい。トイレまでの数メートルでも、途中で休憩を入れる。以前歩けなくなったときに用意した砂のトイレを今では使うようになっているので、それだけはよかったと思う。

 8日も9日も相変わらずの状態。寝る場所はふたつの部屋をたまに行き来するが、あとはごはんもほとんど食べずじっとしている(痛むのか、熟睡もできない様子)。目はうつろで、このまま衰弱して死んでしまうんじゃないかと思ったほどだ。しかしそんな状態でも、わたしや夫が様子を見にいくと立ち上がろうとするのだ。なんと忠実な。

 きのう(10日)の夕方5時ごろ、それまで寝ていた部屋を出ていくときには、まだ首を下げてよたよたしていた。ところがである。6時半に見にいくと、なんとしゃきっと起き上がり、首もきちんと上げた凛々しい姿でおすわりしたのだ。瞳にも輝きがもどっていて、ついさっきまで死にそうな顔をしていたくせに、この変わりよう。なんだかキツネにつままれた気分だ。

 ちょっと元気になるとすぐ調子に乗るにょら。きのうまではベッドより高いところに乗らなかったのに、きょうは机に直接飛び乗り、また飛び降りようとする。飛び降りるのは足腰にかなり負担がかかるので、身のほどをわきまえてほしいぞ。

 いつも悪くなるのも突然だが、よくなるのも突然だ。とにかく元気になってくれてよかったが、まだごはんを食べないのが気がかりではある。こちらは今いろいろと対策中。



2003年09月11日(木)
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