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■ 病院通い・その1
きょうは血液検査&尿検査の日。最近にょらがごはんをあんまり食べてくれないので、それもご相談しようと思っていた。
採血を終え結果を待っているときに、先生が出てこられて、 「検査結果がちょっと気になるのでレントゲンを撮らせてください」とおっしゃった。わたしはどういう反応をしていいのかわからず、ぼうぜんとしてしまった。先生はわたしを安心させるためか、 「ちょっと確認のためにね」と笑顔になり、にょらをキャリーごと連れていかれた。待っているあいだ、本に目を落としているものの、少しも進まなかった。
しばらくして呼ばれて診察室に入ると、大きなレントゲン写真が2枚はってあった。魚みたい〜とふきだしそうになるのをこらえ、まず尿&血液検査の結果をきく。腎臓の数値は正常値にもどっていたが、リンとカリウムの値がかなり低い。暑さと食欲不振による一時的なものなのか、別の原因によるものなのかは今の段階ではわからないらしい。今度は9月末にまた検査だ。
FeLV(猫白血病)と FIV(猫エイズ)の検査もしていただいたのだが、これはどちらも陰性だった。
さてレントゲンを撮ってみてわかったことは、腎臓がかなり萎縮していること、先天的に腰椎が1個たりないこと、脊椎に石灰沈着をおこしていること、そして宿便がたまっていることだった。腎臓が萎縮しているのは慢性腎不全の典型だが、それにしても小さすぎ、ぎりぎりのところで機能しているということらしい。腰椎欠損症は猫にはよくあるもので、それによってひどい便秘をおこすこともあるが、にょらの場合、この年齢でこの程度ならいいほうらしい。石灰沈着は、それぞれの脊椎のはしに石灰のかたまりができていて、それが神経を圧迫することでいろんな弊害が出てくる可能性がある。しかし老化によるものでしかたがないようだ。
心配したが、とりあえずおおごとでなくてよかった。そして先生はいつものように腸をもみほぐしてくださった。
それよりも問題は、食べないことだ。このところ療法食だけではまったくダメなので、ふつうのカリカリを少し混ぜ、それでも食べなくなったら混ぜる量をふやしていき、ついにかつおぶしをふりかけるようになったが、それもすぐに食べなくなってしまったのだ。自分では食べにいこうとしないので、わたしが運んでやるというのがくせになってしまっている。
病院でカリカリのサンプルをいくつかいただいて帰ったので、かたっぱしからあけてにょらに見せてみると、その中でひとつだけ喜んで食べるのがあった。検査にそなえて朝食ぬきだったせいもあると思うが、大口あけてすごい勢いで食べたのだ。おお〜、すばらしい。今までこんな食べっぷりは見たことがないぐらいだ。このままちゃんと食べるようになってくれるといいけど……。
2002年08月02日(金)
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