ジョージ北峰の日記
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2020年05月09日(土) 憲法改正論議とパチンコ店

 まずコロナ肺炎で亡くなられた方々に、心から哀悼の意をを表したいと思います。同時にコロナ肺炎に罹患され、苦しまれ、回復された方には、衷心よりのお喜びと、感謝の意を表したいと思います。

 皆様のおかげでコロナ肺炎の実像が炙りだされ、また対応の仕方についても、間もなく明らかにされるものと期待されますから。

 私たちは、皆様には感謝することがあっても決して差別したり、そしったりするべきでない考えています。

 先陣をきって敵陣に突入された方々ですからーーーー
 あなた方の貴重な経験がなければコロナ肺炎の全貌はこんなに早く明らかにされなかったでしょうから。

 その上、これまで全く原因不明とされてきた川崎氏病の病因さえ明らかにされる可能性が出て来たのですから。

 今日は、そのことではなく、コロナ肺炎に関連して緊急情報宣言が出されて、某パチンコ店が営業を続け、世間の顰蹙を買った件についてです。
 
 私も最初は、呆れた業者さんだと、思いましたが、しかしそこへ多くのパチンコファンが殺到したと聞いて驚きました。

  それに続いて、総理が(緊急事態の時 国家と国民のあるべき姿を明確にするため 今こそ憲法改正論議を始めよう)と呼びかけられた時は  噓でしょ! と思わず叫んでしまいました。

 こんな時に憲法改正を議論すれば、議論はとんでもない方向に進むかもしれないーーーーと危惧したからです。
 政治や経済の危機に乗じたこのような発言は、扇動になりかねず、事実これまでファシズムが台頭してきたた経緯は、歴史が教えてきたことなのです。これは一般の方々のあいだでも常識の話と思うからです。
 
 総理のあまりにも率直な発言に本当に驚いてしまったのです。。

 こんな時こそ冷静・沈着な政治家であって欲しいのに。

 しかし、その後、世論調査で70%以上の人々が、今はその時期ではないと判断されているとの報道があって、それはそうだよね と安心しました。

 営業したパチンコ店については 店名を公表されて、世間の批判もあって閉店されたようですがーーーー

 民主主義国家は多様性を許す国家ですから、権力者が 右向け右!と叫んだ時、左向く人があったほうが、本当は健全なのです。
 そんな時、政治家の示す度量の深さは、その人の政治家としての資質を示していると言っても過言ではないと思っています。

 命令に従わない者には罰則で対応するというのは政治家としては、最後の手段であって欲しい思います。むしろ自分の政治の至らないことに思いをはせて欲しいと思います。
 
 アメリカが世界で最も信頼されているのは、社会に多様性があるからだと思います。
ある大統領が A`と判断しても 次の大統領は‘nonAと判断されることもあると知っているからです。アメリカの政治的多様性を信頼しているからです。

 民主主義は、本当は権力者にとって、最も面倒な政治体制なのです。

 なんとか自分に権力が集中できないかと考えたいのも理解出来ないわけではありません。
 しかし第2次世界大戦のファシズムの台頭とその失敗を顧みてください。

 自分たちこそ最優秀と過信して、他の意見を無視して、強引に国を動かした結果がいかに悲惨だったかをを。

 民主主義こそ、面倒ではありますが、権力者の暴走に歯止めをかける、最高にして最強の制度なのです。

 今回のパチンコ店の騒動は、日本の民主主義の健全さを示したのかもしれません。
  まさか、パチンコ店と総理が結託しておられたとは思いませんが?

 ちなみに、憲法論議が必要かどうか分かりませんが、私自身は日本が、世界最強の通常兵器で武装してほしいと願っています。決して、日本に戦争を仕掛けられないためにも。また、正々堂々と世界に平和を呼びかけるためにも。
 
 核兵器は絶対に持たない国としての誇りを示すためにも!

 





ジョージ北峰 |MAIL