与太郎文庫
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2005年01月26日(水)  さらば、忘れえぬ人々

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050126
 
 一昨夜「失明の危機」とかでテレビに登場した、岸恵子の姿におどろく。
 すでに彼女は七十二才だが、なんという美しさだろう! 
 もはや顔かたちや化粧のテクニックを超えた、鬼気迫る妖気なのだ。
 
 かつて彼女は、イブ・シャンピという禿頭にだまされて、日本映画界
から去っていったが、国際女優への夢はかなわなかった。
 晩年は、けなげにも小説なんぞを書いているそうだ。
 
 当時を回想して、彼女はこんなことを述べている(出典不詳)。
「たとえば池部良さんが着流しであらわれて、ぴたっと正座するような、
美しい日本の文化とは、もうお別れするのね、と思いました」
 
 日本の美女は、般若とお多福に大別される。入江たか子から岸恵子に
つづいて山口百恵あたりか。山本富士子や吉永小百合は、お多福だろう。
(ほかに、原節子や京マチ子を論じはじめるときりがない)
 
 たとえば、そこそこ名のしれたタレントや女優が数人しゃべっていて、
あとから登場した美女が、ひときわ美しいと、それまで活気づいていた
連中が、とつぜん精彩を欠いて、顔色を失うことがある。
 
 正直な例は、ひとりの男性が、ふたりの女性に挟まれるとき、どちら
に多く顔を向けるか、数えてみるとよい。もちろん当の男性の好みで、
かならずしも予測できないのだが。
 


 池部 良(山下 鈞の子)俳優 19180211 東京  /〜雪国/暁の脱走/坊ちゃん
♀岸 恵子(籍=岸 恵子)女優 19320811 神奈川 /〜雪国/君の名は
 Ciampi,Yves    映画監督 19210209 France 19821105 61 /19560915〜忘れえぬ慕情
 Angelopoulos,Theo 映画監督 19360427 Greek       /異19350417〜旅芸人の記録

 
 NHK会長が辞任表明。せんだっては「天気晴朗なれども波高し」、
こんどは「赤城の山も今宵かぎり」いかにも陳腐で芝居がかっている。
 記者たちも「院政ですか?」などと聞きかえす(バッカじゃないか)。
 
 その夜は、なんでいまさらというような「憲法9条」の討論番組。
 司会のアナウンサーは、うれしくてしょうがない顔つきだが、出演者
たちは何十年も同じ意見をくりかえすので、とてもウザったい。
 
── 《NHKスペシャル[再] 「21世紀日本の課題・シリーズ憲法(2)徹底
討論・どうする憲法・国民に問う」20050126(水)0:15-2:16 NHK総合》
 各党代表議員や一般の人々などを招き討論▽憲法9条をめぐる解釈や
60年の論争の歴史▽いま9条とどう向き合っていくべきなのか。
 
 いまや場ちがいにみえる社民党の土井たか子のように、水を飲むとき、
上目づかいで周囲を見るのは、とてもみすぼらしい。
 (古くは、宮中晩餐会の韓国大統領夫人もそうだった)
 
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 岸恵子、失明寸前だった…ギリシャの監督来日会見で告白
 
 女優の岸恵子(72)が24日、都内のホテルで行われた映画「エレ
ニの旅」(4月下旬公開)のPR会見に出席。ギリシャの巨匠、テオ・
アンゲロプロス監督(67)と旧交を温め、急激に視力が低下したこと
も告白した=写真。
 
 岸は監督との再会を喜びつつ、司会者から目について聞かれると「1
カ月くらい前から目が急激に悪くなり、眼鏡を外すと全く見えない。プ
ラズマテレビも30センチくらいまで近づかないと見えない」となどと、
失明危機ともとれる仰天告白をした。だが、事務所関係者によると、こ
の日発売したエッセー「わたしの人生アラカルト」の出版が急きょ年末
に決まり「夜通しの執筆作業で疲労したことが原因」とし、通院もして
いないという。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200501/gt2005012503.html
 
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