与太郎文庫
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| 2000年12月26日(火) |
諸太郎考 〜 Taro & Tom 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20001226 一人称で語るには、しばしば面映いことがあり、聞いたふうな架空の 名もそらぞらしい。あるとき、太郎の前に漢字一文字を加えてみると、 語呂もよく、それなりに意味をもたせることを思いついた。 たとえば、幼少期を幼太郎、小学校時代を小太郎、中学時代を中太郎、 高校時代を高太郎、長じて壮太郎、老太郎とするのはどうか。あるいは 愚太郎、困太郎、眼太郎、京太郎(京は、漢語では最終・おわりの意) など、総称して余太郎(ここでは与太郎)。 ときに任意の副題をつけてみたが、いまひとつなじまない。これらを “百太郎”としてまとめれば、かつて試みた《百科自伝》のような形式 に通じるかもしれない。 フランス文学の《にんじん》、ロシア文学の《オブローモフ》などは 愚か者の代名詞であり、日本民話にも一連の“与太郎”伝承がある。 柳田國男によれば、かつての農耕社会に、こうした怠け者を許容する 精神的風土が存在したという。 イスラム社会でも、働らかざる者を瞑想の人とみる傾向があるという。 あるいはまた、ヒンズー仏教圏では求道者であり、乞食や僧侶として、 それなりの階級が与えられるのである。新約聖書《マタイ伝》にもいう、 「空の鳥をみよ、蒔かず、刈らず、倉に収めず」(P055)。 下村湖人《次郎物語》は自伝であり、対応する曽野綾子《太郎物語》 は、名古屋の私立大学で人類学を学ぶ息子の実名か? >> ── 【太郎】�…甲砲両痢�/�∈任發垢阿譴燭發痢�最も大なるもの。 東大寺の大鐘を奈良太郎、利根川を坂東太郎などど称する類。�J�事の 始め、第一をいう語。/【太郎冠者】狂言で、大名や侍の召使に広く用 いられる名。冠者のうち、一番目の者の意。/【太郎二】/。 【太郎月】一月。ふたりづれ「罷り出たるは物ぐさ──」(蕪村) 【太郎鎚】/【太郎朔日】/【太郎坊】/。 【太郎丸】(上方語)嘘。でたらめ。ペテン。【太郎四郎】操り浄瑠璃 の社会の隠語で、素人。また、ばか者、まぬけ者のこと。/【太郎兵衛】 駕籠かきの異名。/ ── 新村 出・編《広辞苑 19711118 岩波書店》P1405 << ── 《虚々日々 Day was Day 20001224 Awa Library》P006-007
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