マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) うん十年振りのミュージカル


昨日友達の(Y)とミュージカルを観てきた。おととい別の友人から市民劇場(会員権を購入し定期的に観劇を楽しむ集い)のタダ券を貰ったのだ。
正直、ミュージカルは苦手だ。子供のころ伯父の家に送られてくるチケットを貰いたびたび従姉妹と観に行ったことがあるのだが、あの大げさな台詞や歌がどうも性に合わず、ましてや大抵は最前列のど真ん中の席で、出演者の(ニカッ!)っとした異様な笑顔やウインクを何度も送られ、どう対処していいか解らず、こっ恥ずかしい思いをさせられた。宝塚などはもっとダメで、泣きたくなった事すらある。
それでも芝居自体は好きだし、タダだし、たまには気分を変えるのも良いかなぁと思い、恐々行ったのだ。

主人公は前田びばり。その他出演者は全部で10人ほど。
ストーリーをかいつまんで説明すると、売れない我侭ミュージシャンを恋人に持つ主人公は、母親代わりの年配ピアニストと共にタップダンス教室を営んでいる。その教室に通う生徒達はそれぞれ個性が強く様々な悩みも抱えており、踊りも下手で、てんでまとまりが無い。
自らも恋人との行く末に大きな絶望を感じながらも、大きな大会出場の目標に向かいメンバーたちを元気付けながら育て上げていく。
出演者一人一人のクローズアップシーンなどを交えながら物語は徐々に進んで行く。
やがて大会の日が来、あれほどバラバラで酷かったメンバーたちが一致団結し、それぞれの問題も乗り越え、素晴らしいタップを繰り広げるというものだった。

サテサテ・・・、私がおどろいたのは前田びばりのプロポーショんの良さと相も変らぬ美しさや存在感だった。
特別好きな女優ではなかったのだが、その生き様がスタイルに現れているようで一気に好感を持った。
多分彼女は60近い年齢ではないだろうか?
あの年齢までスタイルを保持し続けるのは並大抵の努力ではないだろう・・・・・・。努力家でプロ意識の強い人なんだろうなぁ・・・・・・。
ストーリーの既存性や展開の無難さはさて置き、最後のシーンには華々しさがあり、それなりに感動させられた。
ミュージカル嫌いがミュージカルもたまには良いかも・・・に変わりつつある。

カーテンコールでは前田びばりが投げた花束を我が友(Y)が見事キャッチし、今私の店に飾られている。

昨日は店も案外忙しく、懐かしい人も来てくれ、総体的に楽しい一日になった・・・・・・。


2007年01月25日(木)

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