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■ (日記) 秋の夜長をシミジミと・・・
大勢でわ〜ッと盛り上がるよりも、私は気の合った人間と、バーボンでも飲みながら一対一でシミジミと語り合う方が好きだ。 今夜も一番乗りの客と【友人で女性】彼女のボトルを舐めながら、今まで語り合っていた。
彼女とはもう20年以上の付き合いで、互いの人生を知り尽くしている。 この20年間お互いに色んなことがあったよね〜と言う話から始まり、互いの連れ合いの事や互いのポリシーや尊厳、果ては互をどう感じて付き合って来たかとか、互いの生き方の話しまでに発展し、とてもシミジミした濃い時間を過ごせた。
彼女から言わせると、私は何処か浮世離れしたところがあるらしい。 現実味が無く、生活感が無く、実在感も無いらしい・・・。 あたしゃユーレイか!! ただ、時々フト私の心に会いたくなるそうだ。 肉体は有っても無くても良いみたいだ。
昔私の店が大好きだった男性友達に、私の店が今考えると本当に実在したのかさえ解らなくなる事があるなどと言われた事が有った。 彼は殆ど毎日のように通い、時にハッチャケ、時にしんみりと語り、酔うとそのまま何時間でも寝てた。
村上龍の本で、以前行った事のある幻のジャズBarを求め、あらゆるジャズBarを捜し歩く・・・という本があるのだが、彼はエポックが正に彼にとってそんな店だったと言う。 あの喧騒と熱さと酔狂の日々が、今では現実味を帯びぬ白昼夢のような気がするのだと・・・・・・。
さっき帰った彼女は、私と話をしていると、どんどんどんどん自分の全てを曝け出したくなるそうだ。 コレを言ったら他の人なら引くだろうな・・・と言う事も、私には何故か話してしまうらしい。
やはり私は聞き役が良い。 人の人生や思考やドラマを垣間見るのが好きだ。 そして自分のドラマと照らし合わせてみる。 そして一人ため息を付きながら、私は結構良い人生を歩んでるのかもナ・・・等と独り言を呟いたりする。
たまに消えたくなる時があるなぁ・・・・・・。 彼女はそう言っていた。 私もそう思うことが多い。
争いや憎しみや嫉妬や蔑みや怒りが無く、良い音楽が有り、旨い食べ物を少し食べ、美味しいバーボンがあって、穏やかな楽しい人間達とだけ会話を交わし何も考えずにボーっと過ごしたい。そんな世界が有ったら今すぐトラップしたい。
私にとっての幻のジャズBarは何処なのだろうか・・・・・・。
2005年11月10日(木)
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