しそ摘み日記
akajiso



 落ち込む義母に

 夫の母親は、
一年前に脳出血で倒れ、
右手右足と言語に障害が残っている。
 で、退院してきた今、
いつもいつもいつもいつも、

「前のようにできない」
「ちゃんとしゃべれない」
「もどかしい」

 と、泣いている。

 泣いてばかりいる。

 励ましてもダメだし、
話を聞くだけ聞いて共感してもダメ。
 
 ともかく、体の調子はいいのに、
いっっっっっっっっっっっつも
「なさけないなさけない」
とシクシクシクシクしている。

 完璧主義できちんとした性格の義母には、
完璧でない自分が許せないらしい。
 
 孫であるうちの子供たちが
「おばあちゃん自信を持ってね」
と言っても、
「しゃべれないからダメや」
と言う。

 私は思いきって

「お母さん、漫才師じゃないんだから、
上手にしゃべることに命掛けなくてもいいんですよ。
 楽しく生きることを一番に考えましょうよ」

と、言ってみたが、聞き流された。

 私も義母の立場になったら
同じ思いになるかもしれない。
 
 せっかく命拾いしたんだから、
精一杯ノビノビと生きて欲しいと思うから、
義母にカウンセリングを受けて欲しいと思う。

 それをどう進言したら角が立たないか
今考えている。

2004年04月06日(火)
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