岩を登るのって、なかなかきついんですよね。 足を持ち上げる筋力がいるから。 既に二時間近く登っているので、その筋力がもうないんですよね。 大人はまだリーチがあるので、何とかなりますが、ムスメなんて私と同じ岩場を登ろうとすると、それだけ足をあげて筋力使うわけで・・・。 ものすごく大変そう。 あんなに『行きたい!楽しみ!』と言っていたのに、半泣きで『もう行きたくない』と言う始末。 登山は恐ろしい・・・。
なんとか開けた所についた時点でお弁当タイム。 峠だとまだ時間的に早かったので、山頂で食べようって言っていたのですが、お腹がすきすぎて山頂まで持たず。 適当に作った弁当なのに、何とおいしく感じることか。 空腹は何よりのスパイスですな。
が、突然の雨。 あんなにカッパを持って行く様に言ったのに、持ってきてないムスコ。 ・・・仕方がないな・・・私は長袖も着てるから何とかなるか・・・。 お前が私のを使うといいよ・・・。 何で頑張って荷物になるのに持ってきた私がずぶ濡れで、あんたが快適なのさ。
結構降ってきたので、弁当を早々にかきこんで出発。 ・・・あとほんの少し歩けばここに着けたのか・・・という広い場所にでました。 ここが、分かれ道です。 マタエと言います。 ここから、西峰に行くか東峰に行くかを決めます。 ・・・どっちが楽なんだっけ? どっちかは、最後鎖場なんですよ。 子供にゃ無理そう。 楽しそうですが、私体力的にも厳しそう。 つか、東か西かも分からんではないか。 確か東が簡単だったはずなんだが、それはどっちだ?
分からんので、鎖場が出てきたらUターンの気分で左に向かって歩き出すと、『あっちの方がいいと思いますよ?』と見知らぬ方からアドバイスをいただく。 二択で間違えた。 忠告大感謝。
というか、登山って途中で会った人から色々情報もらえたり、褒めてもらえたり。 出会ったら必ず挨拶するし、狭いと思ったらどちらかが自然に待っていたりする。 大抵登りの人優先な感じなんですが、50歩歩いて休憩していた時に『ここで待ってます』感を出されると、それ以上頑張らなければならず、結構大変。 善意なので、必死で待ってくれているポイントまで登ります。 素敵な交流。
まだ続きます。
|