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2003年03月12日(水) 嫉妬

 自分が如何に子供で我儘でどうしようもないかということについて考えていた。己があの人に感じる灼けるようなあの想いは、単なる嫉妬に過ぎないとおぼろげながら確信した。それが苦しい。結局は征服欲だったのだ。恋ですらなく、我儘で子供じみた独占欲にすぎなかった。あの人を手に入れることで己に同一化させることが出来、あの人を組み伏せることでこの欲求を満たしたいだけだった。
 苦しいなんて、己が口にしていい言葉じゃない。

 身体だけでいいから満たされたいと思う。タナトスをすりかえるほどのエロスが欲しい。身体が満たされることで、心までも満たされたような錯覚を味わう。それでいいから。


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