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| 2002年10月30日(水) |
my sweetest baby |
"どうでもいい"気分が満載だ。死にたいとかそういうのではないんだ。何もかも"どうでもいい"無気力感だけが己の中にある。眠ったら眠りつづけていたい。眠らないなら眠らないまま、ずっとそのままでいたい。 変化が億劫で、面倒くさくて仕方ない。 溜息の替わりに煙草の煙を吐き出して。
言葉を紡ぐ。物語を紡ぐ。語る。 気持ちがいいと思う。上手いとは決して云えない、稚拙さだけが目立つ読みでも、読んでいるのはひどく心地良い。 子供なんて嫌いだけど、眠るような気持ちで、子守唄のように物語を語れたらと思う。 物語を聞きながら眠るのは良い物だという気がする。己自身の経験は[憶えが無い]ので、母親や父親が読み聞かせてくれただろう物語を思い出せない。 たった一つ憶えているのは、父親が話してくれた[イノブタ大行進]というものだ。創作だった筈だ。即興で、枕元で語ってくれたことを微かに憶えている。それがとてもとても好きだった。
浸るのは感傷ではなく、苛立ちと視線の海。
エロティシズム12幻想/津原泰水監修/講談社文庫 2002 牧野修/有栖川有栖/菅浩江/我孫子武丸/皆川ゆか/新津きよみ 南智子/竹本健治/津原泰水/森奈津子/北原尚彦/京極夏彦 ISBN4-06-273393-5
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