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| 2002年07月02日(火) |
髪に、服に、その頬に |
煙草の臭いが染み付いていつかの悪夢を思い出させる。
一度わだかまった心は簡単にはほどけてくれなくて、頭では判っているのにどうしても理解できなくて、どうしようもなく絡まったままだ。言葉の海に投げ出されて、混沌と流れる言葉たちを眺めているようだ。縺れて絡まって連なって結ばれてふつりと切れる。 言霊に囚われたのだろうか。 「恋」という言葉を告げた瞬間にその想いは「恋」と成り、それ以外の色は消え去ってしまう。真実は違うかもしれないのに、思い込みは消えずに残ってしまう。纏わり付いて離れなくて、不愉快なのに左右される。
糸。言葉。声。想い。 何もかも人によって成るというのに、何一つ思い通りにはならない。
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