ジンジャーエール湖畔・於
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2003年03月24日(月) 泥水も上澄みで恋をする



 ↑といふ竹久夢二の言葉に、何故か尾崎翠の「第七官界彷徨」を憶いだしてゐる



 恋愛によって繁殖する鱗を題材にした小説。変な話。かなり好き。
 人間の感覚を越えた第七官界に響く詩を書きたい女の子と、その2人の兄と従兄弟の不思議な共同生活。
 鱗の栽培のために熱い肥やしをかけるから家中が匂ってて、しかも音楽学校に通う
 従兄弟のコミックオペラと音程の狂ったピアノでみんな大合唱したりするんだ。
 


  ところで、わたしはどうやらとうとう花粉ショウになったみたい
  目からは泪、鼻からは華水、口からは涎、
  すべての体液たちが、わたしの身体という母星から外界という宇宙へ飛び出したがってゐるんだ
  


 最近通っている眼科の(丸尾眼科ではなく花房眼科に)待ち合い室に
  「NEWTON」という科学雑誌がおいてあって、いつも見入ってしまう。

  
  ”新銀河団の発見テロメアと細胞の運命”

  ”チョウの舞いに学べ!”

  ”アンモナイト類の進化”

  ”人の思考と行動をつかさどる考える細胞ニューロン”

  ”植物を装う昆虫達”

  ”宇宙太陽発電所SPS”

  ”エンリケ航海王”

  だとか。ミクロとマクロはずいぶんとドラマティックでスペイシーのようよ。



  
  
  





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