ジンジャーエール湖畔・於
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2002年08月14日(水) ハロー 夜。ハロー 静かな恋人たち。ハロー カップラーメンの海老。




夜、近所の神田川沿いを散歩していると奇妙なものを発見する。

ちょっと先をいったところに小さく光るモノ。

暗がりにぽわぁ〜っと光ったと思えば少しづつ闇へと消えてゆく。

そしてしばらくするとまた、ぽわぁ〜。


「OH!コレは螢?デスカ!?」


近くにいた、小さい男の子とおばあさんにたずねると、

理工学部卒のその男の子のお父さんがこしらえた螢を模した豆電球だった。

男の子の小学校の宿題だって。只今実験中。

なんだなんだ。

よくよくみると虫のゴム人形にまめ電球がつけてあって、スイッチでついたり

消したりできるように細工されていた。ほえ〜〜。すごい。



螢がおしりを灯すのは恋人への求愛信号である。

彼らは静かに密やかに睦言を交わしあうのです。

けれど「愛」を知らない者は、わたしみたく

こうやってふらふらと豆電球のニセモノ求愛信号に誘われてしまうんです。

気をつけないと。

まがいものの愛には。

でもさー、わ.た.し.

いかんせん本物みたことってないんの。



 どっちの話してんの? ってあなた、 「勿論、蛍の話だよ。」


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