KENの日記
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2005年01月27日(木) ヒンズー寺院での災害など

ムンバイ郊外(約250Km南東)のヒンズー寺院で参拝客が将棋倒しになって300人に上る死者がでました(Stampede)。場所は「Satra」という街の「マンダールデヴィ・カルバイ」という山の上の寺院です。


なんでも山の頂上の寺院に続く険しい細い参道には数十万の参拝客がいたそうです。火曜日(25日)は満月であったのでそこでは縁日であったようです。新聞の報道では、屋台のガスボンベが爆発しこれに驚いた参拝客がいっせいに山を折り始めたところ、オイルランプ灯の油やココナツ割で出る油で足を滑らせて、多くの参拝客が倒れ折り重なってしまったとのことと。


ヒンズー教寺院参拝の最後は、ココナッツ割で運勢を占います。ココナッツを石にぶつけて割って、綺麗に二つに割れると幸運、割れ方が良くないとそれほど幸運ではないとのこと。ココナッツ割り場で、綺麗なパンジャビを着た女性が力いっぱいココナッツを投げつけている光景は面白いです。ムンバイの街中のムンバーデーヴァ寺院では、プージャのお返しに、綺麗に割れた半分のココナッツが付いて来ました。


不安に駆られた群集心理、数十万の人々の体重を考えると、もし其処に巻き込まれていたら、私も助かっていないと思います。スリランカ・インドで、既に多くのヒンズー寺院に行った経験がありますがヒンズー教徒は非常に敬虔で一心不乱に祈ります。黙々と山を登ります。そして何より物凄い数の人が集まるのです。私も少しは気をつけようと思いました。


今日27日はアウシュビッツ強制収容所開放の60周年だそうです。今CNNで現地のセレモニーの模様を生中継しています。日本では大学の教養課程の哲学などで、必ずといっていいほど「夜と霧」を読ませますが、それだけでも続けて欲しいと思います。少し前の映画「シンドラーのリスト」も非常に重い映画でした。決して風化させてはいけないことだと思います。




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