| 2004年12月22日(水) |
3テナーズ イン 北京 |
昨日9時から、3テナーズの北京公演のテレビ放送を見ました。記録によると、公演日は2001年1月23日。
ホームページ:http://www.threetenors.com/home.html
最初にオケだけでいつものバーンスタインの「キャンディード序曲」を演奏しました。これが全体の印象を決定つけていました。リズムが重くて「乗り」がない。北京のオケでコンマスにN響の山口さん(確か)が座っていました。似ている中国の方かもしれません。(林家コブヘイさんではないはず)
オペラ伴奏では「木管楽器」の歌いまわし音色が大きな魅力ですが無理がありました。ついオケ伴奏に気を取られて歌い手の歌に集中できないのです。パヴァロッティは好調で東京の時のような不完全燃焼ではありませんでした。ドミンゴの安定感はいつものとおりです。ただカレーラスの「堅さ」が今回も気になりました。妻から歌う時の「力を抜く事」の大切さを教えられていますが、カレーラスがフォルテの高音域を歌うときは「力」が入っているように見えました。「ギアチェンジ」が見て取れるのです。
パヴァロッティ・ドミンゴの2人は、オートマチックで、高低・強弱の変化がスムーズなのです。場所は北京の紫禁城。トーランドットのアリアが風景にマッチしていました。
(追記)今娘が大学受験を迎えています。
本人が読んだら「とんでもない」というかもしれませんが、娘は「気質」も「風貌」も私に似ているのです。この父親は世間並みに娘にアドバイスをしていますが、自分の大学受験のことを思い起こすと、とても娘にアドバイスできるような状況ではありませんでした。私の両親は辛抱強くて、私に勝手にさせてくれたものだと思っています。従って私も基本的に「娘の考え」のとおりにさせようと思っています。私は当時全く「世間知らず」でした。世間の相場とか常識が理解できないという偏屈さというか、それよりはるかに強い願望があったというか・・・。
自分が納得するまでは(色々経験したり,親の気持ちを次第に理解したりして)、時間がかかりました。遠回りもしたし苦労したと思います。両親は我慢して見守ってくれていました。(よく考えると、自分は今でもあまり「変っていない」と思います。)「世間知らず」は劣等感・失敗・挫折を通して少しは成長してきたと思っています。「劣等感・失敗・挫折」を経験せずに過ごせればそれに越した事はないですがそんなスーパーマンはめったにいません。
「世間知らず」とは「理想を持ちつづける」ことの裏返しに近いかもしれません。一方世間はそれほど甘くないことは次第に分かってきます。だから「人生はおもしろい」(?)娘は自分で人生を決めようとしています。(そんなこと考えていないかもしれませんが)私は、自分の両親のように、娘を見守っていきたいとおもいます。それにしては少し離れすぎていますが。(地理的に)
ブログの体裁を変えました。英語版「MSNSpaces」は日本語バージョンより多彩です。写真アルバムは日本のプロバイダの仕様にないようです。これから、写真アルバムを充実させていきます。
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