今日から香港の我が社の子会社に勤めている「インド人」社員が、ムンバイ事務所の仕事の手伝いに来てくれました。それほど長くムンバイにいる事ができないのですがそれでも大助かりです。アメリカの大学でMBAを取得して5カ国語を操る優秀な社員ですが、残念ながら日本語はできないのです。
事務所で、当面の仕事の段取りを着けました。彼の紹介してくれる「インド人」社員を面接して、給料の交渉をし、採用に漕ぎ着けることができれば、事務所の仕事は大分楽になります。
ところで、時間が勿体ないので、今日の昼飯は事務所で「出前」で済まして、夜は近くのレストランに行きました。応援者のS氏は、バリバリのヒンズー教で「ヴェジタリアン」です。昼飯からヴェジのセット。夜も彼のことを考えて、前にホテル近くのヴェジレストランに行きました。
S氏は、久しぶりに食べる「ヴェジ」料理を美味しそうに食べていました。香港の中華料理レストランには「ヴェジ」メニューが無いので苦労しているのだそうです。ムンバイに来ると「天国」に着たように感ずるのだそうです。メニューを見て色々なヴェジ料理を勧めてくれました、多分自分が食べたいのです。残念ながら私はあまり興味がないのです。
私はというと、中華料理の本場で、肉・魚を食べないなんて考えられないのですが、かれにとってはギラギラしたノンヴェジの中華料理は本当は見るのもいやみたい。
インドの人にとっては、東アジアの中国・韓国・日本は本当に住み難いのだそうです。日本人がインドに住む事が大変なように、インド人もできたら日本には住みたくないようです。この食文化の差は非常に深刻です。
色々な国に「カーニバル」という習慣がありますが、インドの方にはこういう知恵を出して欲しいとように思います。そして、一方、徹底的な「ノンヴェジ」の日本では、少しは「カーニバル」の意味を考えてみることも大切なことではないかと思います。
今の日本では、魚も肉も上手に加工されて、スーパーマーケットでは単に「食材」としか見えないように並べられています。街中で牛が歩いているムンバイで「彼等」を食材と考えろというのは無理な話です。
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