今日7日は、サッカーアジアアップの決勝戦。ムンバイのホテルのテレビで放映があるのかどうなのか朝から心配していました。
ホテルのテレビはNHK海外放送が入ります。でもNHKは海外への放映権をもっていないのでやるはずがありません。アテネオリンピックを前にして、今から「放映権が無いので海外では見ることができません」と盛んに言い訳しています。海外でみる日本の放送(つまりNHK海外放送)ほどつまらないものはありません。民放の面白い番組のビデオが人気があるのもわかります。
さて、NHKがだめでも他の国の放送局があります。中国です。日本語放送のチャンネル近辺に「韓国語」と「中国語」の放送があります。この「中語国」放送局を調べてみました。しかしどうも台湾のものであるようです。大陸の決勝戦をやるはずがありません。
半ば諦めかけ、午後5時ごろ、アラビア語放送を見てみました。実は数日前に「中国−イラン」戦を中継していたのを少し見たのでした。ひょっとして関係の無い決勝戦もやるのではと思ったのでした。案の定、決勝戦の放送がありました。
「アル・ムスタクバル」というアラビア語の放送局です。同名の新聞がレバノンにあるようなので、レバノンの放送局かもしれません。それにしても、中国対日本の試合を良く放送してくれました。全く意味の分からない「アラビア語」ですが、アナウンサーが日本選手の名前を言うのが難しそうでした。
試合ですが、一応日本が勝って良かったです。でも試合内容はよくありません。選手で目立っていたのは「タマダ」だけ。中村はセットプレーはいいですけど、プレスの強い試合中はいいところ無し。体力で中国選手に負けていてはヨーロッパでは通用しないでしょう。
他の選手でも「Jリーグ慣れ」した安易なパス回しは通用しませんでした。Jリーグはお互いプロなので、厳しくしないで、そこそこ相手に花を持たせている感じがあります。その呼吸は中語には全く通用しませんでした。
それにしても、今日別なチャネルでほぼ同じ時刻に「オーストラリア対ニュージーランド」の代表同士のラグビーの試合を中継していましたが、彼等は紳士でした。試合前も試合後もお互いに「尊敬」し合っていて非常に礼儀正しいのです。中国も日本もだめですね。観衆はともかく、選手と監督・コーチにはもう少し考えてほしいものです。
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