KENの日記
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2004年07月24日(土) ムンバイから

金曜日からインドのムンバイ(旧ボンベイ)に来ています。これまで二回来ているのですが日記には詳しく書いてきませんでした。今回はちょっとだけ詳しく書きます。ムンバイに来ている理由は会社の事務所を立ち上げるためです。このことは会社が報道発表したので書いてもOKになったのです。


私の勤めている通信会社が、インドの国際・長距離通信会社(VNSL社といいます)と共同でインドでIP−VPNサービスを提供することになったのす。そして、日本とインドの連携をスムーズにするために連絡事務所を開くというわけです。


ただし事務所を開くといってもそう簡単にはいきません。4月中旬にインド政府に事務所開設の申し込みを済ませたのですが、7月20日にようやく許可が降りたのです。次の手順として、このインド政府発行の許可証をもってムンバイ市で登記する必要があるのです。今はこの段階です。


これまで、ムンバイには何の「足掛かり」もなかったものですから、ゼロから事務所を立ち上げることになります。さしあたり当座の事務所は確保出来ていてそこを拠点に登記の進捗チェックだとか、会計ルールの勉強だとか、銀行口座開設の準備をすることになります。この事務所はムンバイ市のオフィス街の「ナリマン・ポイント」というところにあります。


7月下旬のムンバイはモンスーンの最中です。今年のムンバイのモンスーンは雨が少ないのだそうです。インド東部の州では洪水で犠牲者が出ているところもありますが、西部では雨が少ないです。そして気温も高くないのです。日中でも30度そこそこ、夕方は30度を下回るのでとても涼しく感じます。今年の東京の夏は、こちらよりだいぶ厳しいです。


(ムンバイ情報)
ムンバイ市内は三輪車の乗り入れ禁止されています。三輪車が町に入ると「交通渋滞」を起こすからです。その代わりに黒と黄色の古いフィアットの小型タクシーが町にあふれていいます。


このタクシーは基本的にはメータで走ります。外国人観光客に対してはメータを倒さずに走って、高い料金を請求するドライバーも多いのは事実ですが。メータ料金は初乗り(メータ:1)が13ルピー(33円くらい)です。今日はホテルから少し離れた本屋さんまで行きました。メータ「3.5」で50ルピーでした。


出かけた本屋さんの名前は「クロスワード」。綺麗な本屋さんで大変混雑していました。ここで、アルファベットで書かれたヒンディー語の辞書を探したのですが、残念ながらそういう本はないのだそうです。ヒンディー語はナーガリー文字で書かれますが、これは「文字」を覚えなければまったく読めないし、意味はわからないのです。一方、市内の道路標識とか、新聞紙上ではアルファベットで表記されたヒンディー語を多く使うのですが、これは「音」は想像がつくものの「意味」は分かりません。


でも、アルファベット表記の方が少しばかり容易に思えます。因みにベトナムのベトナム語は表記だけはアルファベットが基本です。単語の知識と文法を理解すれば読めそうな感じがします。


目当ての本がなかったので、子供向けの「インドの歴史」を買ってきました。前回来たときに気になっていた「劇画マハーバーラタ(全3巻)」ですが、売り切れて品切れだそうです。大変人気があるようです。8月に増刷されるそうなのでそのときに購入しようかと思います。


晩御飯は、ホテルに近いマリンドライブに面した「スーナ・マハール」というイタリア料理店で食べました。ここはピザとパスタ料理だけで、夜10時からジャズのライブがあるのだそうです。「タンドーリチキンの入ったペンネのナポリタン」(210ルピー)。Haywardsビール(1マグ)(65ルピー)でした。インド料理店に比べると少し割高です。


ホテルまでは「マリンドライブ」を歩いて帰りましたが、さすが土曜日の夜でカップルやら家族連れが繰り出していて、ものすごい人出でした。




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