| 2004年05月20日(木) |
インドの新首相(予定) |
火曜日夜の「ソニア・ガンジー」の突然の首相就任辞退で、国民会議党を中心にする新連立政権樹立は混迷しましたが、水曜日にはソニア・ガンジーが「Manmohan Gurmukh Singh」氏を首相に指名すると発表しました。
水曜日の朝刊は「マンモハン・シン」氏を歓迎する記事で埋め尽くされています。頭にターバンを巻いて、度のやや古めかしい強いメガネの奥に少し悪戯っぽい目を輝かせています。地味な印象で学者然としていて、謙虚で誠実そうな雰囲気は好感が持てます。新聞に載っていた新首相の経歴を紹介します。
生年月日 1932年 9月26日 (71歳) 生まれ 西パンジャブの「Gah」(現在はパキスタン領) 妻 Gursharan Kaur 子供 3人の娘 卒業大学 パンジャブ大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学 経歴 1957−1969 パンジャブ大学教員 1969−1971 デリー経済大学教授 1971−1972 外国貿易相の経済アドバイザー 1972−1076 財務省の主任経済アドバイザー 1976−1980 RBI(中央銀行)ダイレクター 1980−1982 政府計画委員会の主任メンバー 1980−1983 インド日本共同委員会の委員長 1982−1985 中央銀行総裁 1985−1987 政府計画委員会副委員長 1987−1990 ジュネーブの南南委員会事務局長 1990−1991 首相の経済アドバイザー 1991−1996 国会議員当選、財務省 1995 再選
新首相は1991年から始まった経済改革を推し進めてきた人物でした。新聞の見出しでは「CFOがCEOに就任」というものもありました。彼は土曜日22日に首相就任の宣誓を行う予定です。
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