KENの日記
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2004年05月18日(火) ムンバイから。インド総選挙後。

こちらムンバイは非常に暑いです。今回どれほど暑いか確かめるために携帯「寒暖計」をもってきています。外は日陰でも30度前半。日にあたると30度後半になります。室内は冷房をガンガン聞かせて20度前半。いきなり外に出るとメガネが曇ります。


インド女性が普通に着ている「サリー」と「パンジャビ」ですが、大きな布のあまり(サリーの場合)と大きなスカーフ(パンジャビの場合)は、外に出た時には「日除け」になるし、室内では肩に巻いて「冷え防止」になります。


インドでは今週政治・経済に大きな動きがあります。現地の新聞報道から少し紹介します。


(日曜日の出来事)
ソニア・ガンジーが国民会議党のリーダに選ばれ、彼女が日曜日に連立を組む予定の国会議員を招待してパーティを開催。彼女は水曜日に大統領に首相就任の宣誓を行う予定。でも少数党間での連立政権樹立は必ずしもうまく行っていない様子であり、国民会議党は苦しい政権運営になりそうだとのこと。


(月曜日の出来事)
日曜日の連立政権樹立の動きを受ける形で、月曜日のムンバイ証券取引所は株が大暴落。Sensex(株価指数)は一時17%下落(5021→4227)。月曜日の終値では指数4505で11%の値下がりとなった。
国民的英雄のネルーから続くインドの名門から新首相が選ばれることになった翌日の大暴落でした。インド版ブラックマンデーでした。


(火曜日夕方)
ソニア・ガンジーは首相就任を断ったという報道がなされました。こちらのテレビはその話題で持ちきりです。中身はわかりませんが・・・。ただ、良く考えてみれば、ソニア婦人にとって義理の母と夫が殺殺されてしまった「インド首相職」に、周囲の雑音のある中で自ら進んで就任する気にもならないでしょう。民主主義が定着しつつあるとはいえ、過激分子は消えていないでしょうから。水曜日からの動きが注目されます。




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